花岡すみれ、『VIVANT』ブルーウォーカー役への覚悟 「あくまで一人の生身の人間」
TBS系日曜劇場『VIVANT』第2シーズンでブルーウォーカーこと太田梨歩を演じる花岡すみれのインタビューコメントが公開された。
本作は、2023年7月期に放送された第1シーズンから3年の時を経て、今夏から2クール連続で放送される『VIVANT』の続編。第1シーズンのラストシーン直後から物語が幕を開ける。
花岡演じる太田梨歩は、孤独にモニターと向き合いながら、卓越したハッキング能力で別班を支える存在として物語に関わっている。8月15日放送の第14話までに、別班員5人の失踪をめぐる謎は深まり、公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)に疑いの目が向けられる展開に。誰を信じるべきか分からない緊張感が高まる中、太田もハッキング能力を駆使して真相を追っている。
太田は役作りについて、「天才ハッカーという能力ばかりが前に出て、感情の揺れが見えない“機械のような存在”にはしたくなかったんです。あくまで太田梨歩という一人の生身の人間がいて、その人が高いハッキング能力を持ち、“ブルーウォーカー”と呼ばれているんだということを、撮影に入る前から意識していました」と振り返る。
堺雅人との共演については、「堺さんとお芝居をしていて印象的だったのが、じっと真っすぐ目を見て語りかけてくださることです。こちらに何かを伝えようとする力と同時に、私からも何かを受け取ろうとしてくださる。その“吸引力”のようなものを、実際に向き合っていてすごく感じました」とコメントした。
今後注目してほしいポイントについては、「さまざまな人物の思惑が入り交じっているので、これまで散りばめられてきた伏線を振り返りながら、『あの時のあれは、こういう意味だったのかな』と思っていただけると、より楽しめると思います」と明かした。
花岡すみれ(太田梨歩役)コメント
太田梨歩を演じるにあたり意識したこと
天才ハッカーというと、かっこよくて物怖じしない、というようなイメージが先行しがちだと思うんです。演出陣とお話ししていて、ブルーウォーカーは、少し人間味があるところが魅力だと感じていました。ですから、天才ハッカーという能力ばかりが前に出て、感情の揺れが見えない“機械のような存在”にはしたくなかったんです。あくまで太田梨歩という一人の生身の人間がいて、その人が高いハッキング能力を持ち、“ブルーウォーカー”と呼ばれているんだということを、撮影に入る前から意識していました。
太田自身は普通の女の子でもあるので、目の前で起きる一つ一つのことに、素直に反応することも大切にしています。
ハッキングシーンへの準備について
撮影に入る直前に、手元の操作とセリフを連動させるための練習時間を作っていただきました。「このセリフの後に映像が出るから、ここでEnterキーを押す」といったところまで細かく確認してから撮影初日を迎えました。
実は、それまでパソコンをほとんど触ったことがなくて(笑)。撮影現場でも「ここにひじを置くと自然だよ」と教えていただきました。回を重ねるごとに、少しずつタイピングも上達していると思うので、手元にも注目していただけたらうれしいです。
乃木(堺雅人)の求心力について
堺さんとお芝居をしていて印象的だったのが、じっと真っすぐ目を見て語りかけてくださることです。こちらに何かを伝えようとする力と同時に、私からも何かを受け取ろうとしてくださる。その“吸引力”のようなものを、実際に向き合っていてすごく感じました。
乃木の瞳には、「この人なら信じていい」と自然に思わせるものがあるんです。ずっと孤独だった太田が「この人なら」と思えた理由の一つも、そこにあるのかなと思います。
堺雅人との共演について
それまではモニター越しのやり取りが多かったので、2人きりで実際に向き合うシーンでは、かなり緊張していました。
でも堺さんが、「ブルーウォーカーにとっても緊張感のある場面だから、その緊張を生かしていいんじゃないか」というように、ポジティブに捉えてくださったんです。
私は必死に緊張をなくそうとしていましたが、「なくさなくてもいいんだ」と思えるようになって。そのひと言で、自分自身の緊張も役の感情として表現できるようになりました。
堺雅人に抱いた印象について
堺さんは、私にも「その早口のセリフ、どうやって練習したの?」と、すごく自然に聞いてくださるんです。本当に純粋に興味を持って話しかけてくださるので、「こういうふうに練習してきました」と私も一生懸命お話ししました。
変に謙遜してしまったり、上下関係を感じたりしないような自然な雰囲気を作ってくださる。そういうお人柄も含めて、堺さんが『VIVANT』の撮影現場を支えていらっしゃるんだと感じました。
飯田和孝プロデューサーと話したこと
『御上先生』(TBS系)の時からいろいろ相談させていただいていて、そのたびに温かい言葉をかけてくださるので、すごく感謝しています。
今回も、撮影に入る前に「とにかく不安なんです」と率直にお話ししました。そうしたら「事前に見学に来てもいいよ」と言ってくださって。実際に、撮影に入る前から現場を見学させていただきました。どんなテンポで撮影が進んでいるのか、撮影現場にどんな空気が流れているのかをあらかじめ知ることができたのは、本当にありがたかったです。何も知らずに入るのと、一度その雰囲気を知ってから入るのとでは、心持ちが全然違いました。
第11話の放送後には、飯田さんから「凛とした、いいブルーウォーカーだったよ」と声をかけていただいて。そのひと言がすごくうれしくて、この先、自分で放送を見る時にも大きな励みになりました。
事前に『VIVANT』の現場を見学したことについて
『VIVANT』は、それぞれが準備して撮影現場に持ってくるものの量や質がすごいんです。見学した時に、堺さんのセリフ量やたたずまいを見て、「ここまで準備をして、やっとスタートラインなんだ」と感じました。それを見たら、「私はその何倍も頑張らなきゃ」と気が引き締まって。同じ日曜劇場でも、また違った刺激をたくさんいただいています。
太田の部屋のセットに抱いた印象
セットに入った瞬間に、「私は今、太田梨歩になったんだな」と一番強く実感しました。壁のステッカー1枚、机の上の散らかり具合一つとっても、スタッフの皆さんが細部までこだわって作ってくださっていて。あの空間から受け取るエネルギーは、お芝居をする上ですごく大きかったです。
ちなみに、部屋にあるリンゴは、実際に私がかじっています。放送を見た周りの方から「ちゃんと栄養のあるものも食べないと」とツッコまれることがあります(笑)。
モニター越しの演技の難しさについて
特に印象に残っているのが、爆発のシーンです!台本には「爆発」とひと言書いてあるだけで、私が頭の中で想像していたものと、実際に海外で撮影された映像のスケールが全然違っていて(笑)。
最初はスタッフの方が手や表情を使って「バーン!」と説明してくださるので、それを頼りに驚いてみるんです。でも、監督から「そんなもんじゃないよ、もっと激しいんだよ!」と教えていただいて、「え、そんなに!?」って(笑)。そこから、海外ロケを終えたスタッフの方に実際の様子を聞かせていただいたり、第1シーズンをあらためて見返したりしながら、自分の中のイメージをどんどん膨らませていきました。
日常ではなかなか体験しないような規模の出来事を、実際には目の前にない状態で想像しながら演じる。想像力をフル回転させてお芝居をするのは初めての経験で、すごく刺激的でした。
第15話以降注目してほしいポイント
第15話は、これまで以上に「誰が裏切るのか分からない」「敵がどこにいるのか分からない」という、ヒリヒリした緊張感が加速していくと思います。
味方だと思っていた人が本当に味方なのか、逆に敵に見えている人にも何か理由があるのか……。さまざまな人物の思惑が入り交じっているので、これまで散りばめられてきた伏線を振り返りながら、「あの時のあれは、こういう意味だったのかな」と思っていただけると、より楽しめると思います。
■放送情報
日曜劇場『VIVANT』第2シーズン
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
各話配信後、TVer・U-NEXTにて配信中
出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、竜星涼、山中崇、Barslkhagva Batbold、Tsaschikher Khatanzorig、富栄ドラム、林原めぐみ(声の出演)、内野謙太、花岡すみれ、本間さえ、二宮和也、井上順、林遣都、内村遥、井上肇、市川猿弥、市川笑三郎、平山祐介、珠城りょう、西山潤、宮下今日子、Tanapak Jongjaiphar、濱田岳、坂東彌十郎、小日向文世、キムラ緑子、松坂桃李
原作・演出・プロデュース:福澤克雄
プロデューサー:飯田和孝
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/
公式X(旧Twitter):@TBS_VIVANT
公式Instagram:tbs_vivant
公式TikTok:vivant_tbs