黒沢清、ヴィム・ヴェンダースらが小津安二郎を語る 『The Ozu Diaries』10月9日公開決定

 小津安二郎の知られざる素顔と作品の原点に迫るドキュメンタリー映画『The Ozu Diaries(原題)』が、『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』の邦題で10月9日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかにて全国順次公開されることが決定した。

 本作は、映画監督・小津の素顔に迫るドキュメンタリー。小津安二郎監督生誕120年を記念して製作され、2025年初夏に完成した。同年9月には第82回ヴェネチア国際映画祭クラシックス部門でワールドプレミア上映され、第38回東京国際映画祭でのジャパンプレミア上映を経て、世界18カ国30都市で上映。北米、フランス、スペイン、韓国で配給も決定している。

 脚本・監督・編集を務めたのは、『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』などのダニエル・レイム。小津自身の日記やノート、書簡、写真、インタビュー、これまで広く世に出ることのなかったホームムービーなどの貴重なアーカイブを軸に、小津の言葉をナビゲーターとして、その人生と思想、作品そのものの再発見を試みる。

 インタビューには、黒沢清、ヴィム・ヴェンダース、リュック・ダルデンヌ、ツァイ・ミンリャンといった映画監督たちに加え、『東京物語』に出演した香川京子、『麥秋』の元子役・城澤勇夫、小津組プロデューサーの山内静夫ら、小津と時代をともにした映画人が出演。彼らの考察や回想を織り交ぜながら、小津がいかにして個人的な喪失や戦争のトラウマを『晩春』『麥秋』『東京物語』『秋刀魚の味』といった作品へと昇華させていったのかを辿っていく。

映画『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』予告編【10.9(金)日本公開】

 あわせて公開された予告編では、小津の過去作や生前の姿が映し出されている。

 また、日本公開を記念して、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では作中に登場する小津作品11本の特集上映も開催される。上映作品は、『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』『非常線の女』『父ありき』『長屋紳士録』『風の中の牝雞』『晩春』『麥秋』『東京物語』の4Kデジタル修復版8作品、および『彼岸花』『お早よう』『秋刀魚の味』のデジタル修復版3作品。

 さらに、9月28日には監督のレイムと、本作にインタビュー出演している黒沢との対談付き先行上映がBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて実施される。9月26日開催の『第29回 小津安二郎記念・蓼科高原映画祭』でも上映とトークイベントが行われ、レイム監督、町田雪プロデューサー、声の出演を務めた俳優・エッセイストの中井貴惠が登壇する。

■公開情報
『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』
10月9日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
インタビュー出演:黒沢清、ヴィム・ヴェンダース、リュック・ダルデンヌ、ツァイ・ミンリャン、香川京子、城澤勇夫、山内美智子、小津亜紀子、山内静夫
声の出演:大堀光威、中井貴惠
脚本・監督・編集:ダニエル・レイム
配給:松竹
2025年/アメリカ/日本語・英語・フランス語・中国語/138分/スタンダード/カラー/5.1ch/原題:The Ozu Diaries/日本語字幕:町田雪
©2025 Adama Films; Photo: Shochiku Co., Ltd.
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/ozudiaries/

『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』公開記念特集上映
10月9日(金)〜10月29日(木)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて開催
上映作品:【(4Kデジタル修復版】『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』『非常線の女』『父ありき』『長屋紳士録』『風の中の牝雞』『晩春』『麥秋』『東京物語』、【デジタル修復版】『彼岸花』『お早よう』『秋刀魚の味』

■イベント情報
『第29回 小津安二郎記念・蓼科高原映画祭』上映・トークイベント
上映日時:9月26日(土)15:45〜
上映作品:『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』
ゲスト:ダニエル・レイム監督、町田雪(プロデューサー)、中井貴惠(声の出演/俳優・エッセイスト)
※同日『秋刀魚の味 デジタル修復版』の上映も予定
小津安二郎記念・蓼科高原映画祭公式サイト:https://ozueigasai1998.com/

『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』トークイベント付先行上映
日程:9月28日(月)
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
ゲスト:ダニエル・レイム監督、黒沢清

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