福地桃子、『ラジオスター』の衣装には私物も? 「カナデが着ているものの変化にも注目」
3月30日から放送がスタートしたNHK夜ドラ『ラジオスター』より、主演を務める福地桃子のインタビューコメントが公開された。
本作は、能登を舞台に、予算もない、スタジオもない、電波もない中で、傷ついた町を明るくするためにラジオパーソナリティーとなった主人公・柊カナデと、名もなき市民たちがスターになっていく姿を描くノンストップエンターテインメントドラマ。大阪のアパレル会社で働いていたカナデは、ボランティアで訪れた能登で無謀な計画に巻き込まれ、ラジオパーソナリティーを務めることに。葛藤を抱えながらも、能登の人々の優しさと強さに触れていく。
福地は本作への出演について、「ラジオ、それも地元密着型のコミュニティ放送というテーマが素敵だと思いました。『ラジオスター』のパーソナリティーの一員になれることも、この作品に参加できることも、とてもうれしかったです」と喜びを語り、「ラジオは、姿が見えなくても声を通して人と人の心をつなぐことができる。互いに支え合える存在になっていきます。それがラジオの力なんだと感じました」とラジオの魅力を熱弁。
自身が演じるカナデについては、「大阪での生活で自分自身を見失い『人生の迷子』になったカナデ」と表現しつつ、「きっかけこそ巻き込まれているように見えるけれど、実はカナデは自分で選択して、自ら飛び込んでいて、物事を自分で決断して進んでいく強さのある女性です」とその内面を分析。「ラジオを通じていろんな人たちが心を解放させていきますが、それもパーソナリティーであるカナデの持つ力によるところが大きいのだと思います。そしてラジオはカナデ自身にとっても、いろんな感情と向き合うための場所になっていきます」と物語におけるカナデの重要性を語った。
また、劇中の衣装には福地の私物も混ざっているという。「『カナデ自身も言語化できていない、そのときどきの感情が、知らず知らずのうちに表れている』というコンセプトで、チームの皆さんと話し合いながら、着る服や身につけるものを選びました。『カナデが心から落ち着けるもの』というのも大事なポイントなので、私が普段身につけているアイテムもこっそり登場しています」と明かし、「第1回から最終話までの、カナデが着ているものの変化にも注目していただければうれしいです」とアピールした。
撮影は能登で2週間にわたって行われた。福地は「土地も人も温かくて、美しくて。そして、ごはんがなんでも美味しい」と能登の魅力を語り、「誰かが困っていたら、いつの間にか人が集まってくる。それは、能登という土地を皆さんが愛して、誇りに思っているからなんだなと感じました」と現地での体験を振り返る。ラジオブースのある「すずの湯」のシーンでは、実際に能登にある銭湯で撮影したといい、「この場所が皆さんの心の支えになっていたんだなということが伝わってきました。このときに感じたことを、ドラマの中でも残していけたら、と強く思いました」と撮影中の思いを明かした。
最後に視聴者に向けて、「『人生の迷子』になったカナデがラジオとともにどんな選択をしていくのかを、ぜひ見届けてください。能登という『場所が持つ力』とリンクして、観ていただく皆さんの心に届くような作品になっていたらうれしいです」とメッセージを送った。
■放送情報
夜ドラ『ラジオスター』
NHK総合にて、毎週月曜~木曜22:45~23:00放送
出演:福地桃子、甲本雅裕、常盤貴子ほか
作:小寺和久
音楽:田渕夏海
主題歌:MISIA「舟いっぱいの幸を」(詞・曲:松任谷由実)
制作統括:福岡利武
プロデューサー:松木健祐
演出:一木正恵、小野見知、土井祥平、原田氷詩
写真提供=NHK