未来の主演俳優はここから? 『未来のムスコ』『再会』など冬ドラマで輝いた天才子役たち

 冬季オリンピック開催の影響もあり、2026年の冬ドラマは3月下旬まで放送が続いた作品も多い。見応えのある作品が多かったクールだけに、ギリギリまで楽しめたのは嬉しい限りだが、そんな冬ドラマを盛り上げた要因の一つとして、「子役の活躍」が挙げられる。かわいらしさで大人視聴者をとりこにしつつ、時に大人顔負けの迫真の演技で涙を誘う……そんな子役たちの中でも、最も冬ドラマを盛り上げたMVPは誰だろう?

 まず、中学生男子ならではの無邪気さで笑いを誘ってくれたのが、『ラムネモンキー』(フジテレビ系)で主人公たちの中学生時代を演じた3人の男子。ユン(反町隆史)の子供時代を演じた大角英夫は、『ライオンの隠れ家』(2024年/TBS系)で柳楽優弥の幼少期を演じた経験がある。映画作りに興味がありながらも、オタクはカッコ悪いと斜に構える硬質な感じが風貌に表れていた。チェン(大森南朋)の子供時代を演じた青木奏は、ユーモアがあって負けず嫌いな、最も中学生らしい男子を好演。ここまでの大役を任されるのはこれが初めてのようだ。

『ラムネモンキー』©︎フジテレビ

 キンポー(津田健次郎)の子供時代を演じた内田煌音は、ナイーブな役柄。不良たちにいじめられながらも、理容師の母親に切られたマッシュルームカットを嫌と言わない優しさが、大きな目とともに印象に残った(そういえば子供の頃、親に切られる散髪は地獄だったことも思い出した)。3人がこなれた芝居をせず、典型的な“中坊”でいてくれただけに、第10話の、丘の上でばらばらに別れていくシーンは、Bialystocksによるエンディング曲「Everyday」も良く、子供時代の終焉を感じさせて胸を打った。

 同じく主人公たちの子供時代のシーンが大きな役割を担ったのが『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系)。こちらは小学6年生の役だったが、飛奈淳一(竹内涼真)の子供時代を演じた味元耀大は、自身はまだ中1ながら精悍な顔つきで、大人になったら竹内涼真のようになりそうだと思わせた。

『再会~Silent Truth~』©︎テレビ朝日

 岩本万季子(井上真央)の小学生時代を演じた本屋碧美は『ブラッシュアップライフ』(2023年/日本テレビ系)で黒木華、『良いこと悪いこと』(2025年/日本テレビ系)で松井玲奈の子供時代をそれぞれ演じていたが、今作では叫ぶシーンが本当に井上真央に似ていて、スタッフもよくはまり役を見つけるなと思わされる。4月期ドラマは町田啓太主演の『タツキ先生は甘すぎる!』(日本テレビ系)への出演が決まっており、もう少し成長したら学園ドラマの常連になるかもしれない。

 清原圭介(瀬戸康史)の子供時代を演じた渡邉櫂も、『良いこと悪いこと』で稲葉友の子供時代を演じていた。そして佐久間直人(渡辺大知)の小学生時代を演じた鈴木楽は、あの鈴木福の弟。兄の子供時代を彷彿させる少年っぽい魅力があった。本作の子供時代は深刻なシーンが多かっただけに、最終回で同じ4人が、中学生になった正樹(三浦綺羅)の同級生役として、楽しそうに通学するシーンを見られたのは嬉しかった。

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