中島健人、「“コク”がある」と山田裕貴を大絶賛 『ちるらん』で届ける熱い思い
3月26日、27日にTBS系でスペシャルドラマ“江戸青春篇”が2夜連続放送、その後を描くドラマシリーズ“京都決戦篇”がU-NEXTで配信される『ちるらん 新撰組鎮魂歌』。オンエアを前に囲み取材が行われ、主人公・土方歳三役の山田裕貴と岡田以蔵役の中島健人が撮影秘話を語った。
漫画・橋本エイジ、原作・梅村真也による同名漫画をTHE SEVEN制作で実写化。幕末の京都を舞台に、最強のサムライ集団・新撰組の志士たちの生き様を、史実に基づきながらも大胆な解釈で描く。
オファーを受けた際の心境について、当時多忙を極めていた山田は「主演作を3本やって、『(撮了から)10日後に「ちるらん」です』と。そんな付け焼刃の状態で臨んでいいのかという葛藤もあった」と本音を吐露。
その上で、「武士の世の中、明日死ぬかもしれない。明日戦わなきゃいけないかもしれない。『ちるらん』という世界と今の自分の状況はリンクしていると思った」といい、「歳三の『誰にもできねぇことやるのがかっけぇんだろうが』という言葉にも救われた」と回顧。長い準備期間を設ける作品が主流になりつつある中で、「それが歳三らしさでもあるし、山田裕貴らしさでもあるのかな」と前を向いた。
「とにかく“がむしゃらに剣を振ってみる”という感覚で作品に臨みました。なにより今回は、本当に仲間が良かったです。監督も含めて、カットを撮り終えたら『え、なんか泣いてる?』みたいなときもあって。キャストみんなの人柄が良くて、あらためて人柄ってマジで大事だなと思いました(笑)。スタッフさんも含めてみんなに助けられたし、それなら俺は、何も悩まずにみんなのために頑張ろうと。みんなのために歳三として立って、みんなのために刀を振ろう……そういう感覚になれて、撮影期間はめちゃくちゃ熱くなりました」(山田裕貴)
本作は激しい剣アクションも魅力。中島は「僕、ソードアクションって昔から好きだったんですよね」と声を弾ませ、「毎年、帝国劇場で 3カ月くらい舞台で剣を振っていたので、その剣術がようやく生かされる時が来た」と自信を見せる。
時代劇ブームを牽引する『SHOGUN 将軍』『イクサガミ』などの作品に感謝しつつ、「『「ちるらん」が一番最高のソードアクションムービーだよね』と言ってもらえるように、そうした作品を生み出してきた皆さんに挑む気持ちで臨みたい」と意気込んだ。
主演の山田が演じるのは、土方歳三。山田は「オファーをもらった年齢がちょうど土方が亡くなった歳で、そういったところにもご縁を感じながら。あとは、昔の自分を見ているようだったというか。明日死んでもいいくらいの(精神性)。もうとにかくやり切れ、みたいな」と過去の自分と歳三を重ね合わせ、「そういった熱量をもう一回、自分の中で呼び起こした」と役作りを語る。
同じく、岡田以蔵を演じる中島も「自分自身も新たなスタートを切ったタイミングで。マジョリティに対して、孤高の姿で挑まないといけない、世の中に対して“本当は違うのに”みたいな暗雲を切り開いていかなければいけないときに、この人斬りの役をやった」と打ち明け、「中島健人の姿と岡田以蔵の姿を重ねることができた」と振り返る。
「以蔵が遠目から集団を見る構図が、本当に当時の自分っぽくて。集団を見ている時の孤独側の気持ちをすごく感じて、それが切なくも、『自分自身がここで今、強くならないといけないんだな』というターニングポイントになったんですよね。大変な時期ではあったけど、以蔵役を乗り切れたからこそ、作品の中で生き抜く力と、作品に向き合う精神性みたいなものが強くなりました」(中島健人)
本作における歳三と以蔵は、“宿敵であり盟友”という間柄。アクション練習で出会った日以来、中島のことが「大好き」だと公言する山田は「いろんなことを乗り越えて、自分がどうやってこの世界にいることが正しいのかを、明るく正しい方向性で見つけてきたんだと思うんですよ。そこにたどり着くまでに、ものすごい努力とトライアンドエラーがあったんだろうな、ということまで滲み出ていて、すっごく好きになっちゃった」と笑みをこぼす。
さらには「歳三としても、以蔵に対して『あいつ、すげえいいやつだから』と思えた。キャスト同士の化学反応って、こういうことですよね」と続け、「刀を交えて、相手のことをわかっていく。自然と歳三の気持ちになれたのは、ケンティーのおかげ」と感謝した。