北村匠海、地上波連ドラ初主演で教師役に 『サバ缶、宇宙へ行く』4月期フジ月9枠で放送へ

 北村匠海が主演を務める連続ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』が、4月期のフジテレビ月9ドラマ枠で放送されることが決定した。

 本作は、福井県の水産高校の生徒たちが、世代を超えて“宇宙食開発”という大きな夢に挑戦した奇跡のような実話をもとに、青春感たっぷりに描くオリジナルストーリー。北村演じる新米高校教師の主人公が、生徒たちを見守りながら夢を応援し、ともに伴走する中で、自身も成長していく軌跡を描く。

 原案は、高校生たちが“宇宙日本食”として作り上げたサバの缶詰がJAXA(宇宙航空研究開発機構)に認証され、国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士が実際に食するという快挙を達成した歳月を、伴走した教師と地元出身のライターが描いた書籍『さばの缶づめ、宇宙へいく』。2022年の出版後には、高校英語の教科書(三省堂)にも掲載されるなど大きな注目を集めた。また、月9枠で、学園ドラマを制作するのは『大切なことはすべて君が教えてくれた』(2011年1月期/フジテレビ系)以来、15年ぶりとなる。

 主演の北村が演じるのは、「教師になりたい」という夢と、「大好きな海の近くで暮らしたい」という願いをかなえ、福井県小浜市にある若狭水産高校へ赴任してきた新米教師・朝野峻一・24歳。登校初日の朝、校門をくぐり、期待に胸を躍らせる。長年の夢がかなった、いわば人生の絶頂ともいえる瞬間だった。しかし、同僚教師から「何でこの学校に来たんや? ここ、もう潰れるで」と衝撃の言葉を告げられる。若狭水産高校は、少子化に加え、普通科よりも費用がかかることなどを背景に、統廃合の危機に直面しているという。激しく動揺しながらも、朝野は担任を務めるクラスへ向かう。気を取り直して初めての授業に臨むが、自身の言葉に耳を傾ける生徒は皆無。「向いてないのかな……」と落ち込む朝野。それでも持ち前の素直さと明るくまっすぐな性格で、生徒や同僚、街の人々との交流を重ねる中、少しずつ希望を見いだしていく。

 なお、北村は本作が地上波連続ドラマ初主演で、「ずっとやりたかった」という教師役に挑む。数々の学園ドラマ、映画で児童・生徒役を演じてきた北村は、教師役について「いつかやってみたいと思っていて、自分の中でとっておいた役」と特別な思いを明かしている。そして、映画『ブタがいた教室』(2008年)で妻夫木聡、『鈴木先生』シリーズ(2011年4月期/テレ東系、2013年映画公開)で長谷川博己、『仰げば尊し』(2016年7月期/TBS系)で寺尾聰、それぞれの作品で北村演じる児童・生徒役の“先生”を演じた3名の名前を挙げ、「3名の方のように教師として前に立てるタイミングが自分にも必ずくると信じて、役者を続けてきた」と、役者人生のモチベーションの一部であったことを明かしている。

 あわせて公開されたキャラクタービジュアルでは、北村演じる朝野が笑みを浮かべ、地に足をつけながら宇宙に立つ姿が描かれている。

 また本作は、実際に宇宙食を開発した高校がある福井県小浜市でロケを敢行。脚本は映画『はたらく細胞』、映画『翔んで埼玉』シリーズの徳永友一が担当し、演出は『ラジエーションハウス』シリーズ、『HERO』シリーズなど数々の人気フジテレビドラマを世に送り出した鈴木雅之が担当する。

北村匠海(朝野峻一役)コメント

初の教師役、本作の出演が決まったときの率直な思い

役者人生の中で、妻夫木聡さん、長谷川博己さん、寺尾聰さんという、自分にとって“先生”と呼べる3人の方がいます。映画『ブタがいた教室』のときは小学校4年生、『鈴木先生』のときは中学1年生から2年生にかけて、『仰げば尊し』のときは18歳でした。記憶や思い出、芝居との向き合い方など、僕自身のターニングポイントと捉えています。教師役はいつかやってみたいと思っていて、自分の中でとっておいた役。妻夫木(聡)さんや長谷川(博己)さんや寺尾(聰)さんのように、教師役を演じる日が自分にも必ずくると信じて、役者を続けてきました。そういった中で、 “教師役でお願いしたい”と声をかけてくださって。僕にとってしかるべきタイミングがきたのだ、とお引き受けしました。そこから、どういう教育理念に賛同するのか、どういう話にするのかなど、話し合いを重ねていく中で、本作に出会って。新米教師という僕自身にぴったりな役ですし、実話をベースに描かれるということで、いろんな著書を読ませていただいて“ぜひやらせてください”とお願いしました。

ご自身にとって学園ドラマとは?

芝居を楽しめる場所。というのも、寺尾さんのお言葉をお借りすると、エンドロールに今までの芸歴、やってきた作品が載るわけではなく、全員が同じスタートラインに立っている。物語の中で中心となる人物はいるけれど、自分がどう輝くか、は自分次第。そういうことを考えられる場所で、試せるし、失敗したっていい。僕にとっては長期的な稽古場みたいな存在でした。振り返ればそういう時間を共にした仲間たちが僕にはたくさんいるんです。仲間探しの場所でもあり、ただ、決してなれ合う場所でもない。役者としての自我を芽生えさせてくれた場所で、お芝居の楽しさを教えてくれました。

生徒役の方と楽しみしていること

僕はずっと芝居の話をしていたいです。年齢差があまりないので、僕が前に立っているのが僕自身も不思議に感じる瞬間がきっとあるだろうなと思います。生徒役の皆さんも役者として得られた経験がある方たちなので、一緒になって作品を考える、相談というより一緒に考えられる関係性でいたいです。朝野という役もそういう先生だと捉えていて。生徒の前に立ってはいるけれども、みんなを見つめて見守る、にしては力不足な新米教師ですが、一緒に考えて一緒に歩みを進めていけたらなと思います。生徒役の皆さんと頑張ってコミュニケーションをとっていきたいですし、今からすごく楽しみです。

地上波連続ドラマ初主演を務めることについて

ドラマを背負うというところに関しては、自分がどういう感情になっていくのか進んでみなければわからないですが、だからといって肩肘はる必要はないかなと思っています。朝野という役に、そのまま現場でいられたら、と。映画などで主演をやらせていただくときも、主演だから、とはあまり考えないようにしています。俳優も俳優部というひとつのセクションの1人という認識なので、みんなで一緒に考えて、みんなで一緒に抱えて、みんなで一緒に背負って、やっていきたいです。とはいえ、主演という立ち位置なので、先頭には絶対僕が立って、全員と手をつないで進んでいきたいと思います。学園ものは絶対大変です(笑)。一筋縄ではいかない瞬間もたくさんあると思うのですが、そこも含めて楽しみたいです。このドラマは、高校生たちが作ったサバ缶を宇宙食に成すことができた実話をベースに描いています。でも何を成すか、ということよりも、きっとその過程にすごく意味がある。だから先にゴールを決めずに、みんなで作っていけたらと思います。

原案と台本をお読みになって

新鮮に感じたのは長い歳月の軌跡を描いているところです。僕が今まで生徒役として出演した学園ものは、1クラスで準備してきました。ドッジボールをしたり合宿をしたり、本当にリアルな学校生活を送って、そのクラスメートで撮影以外も何ヶ月も過ごすということが多かった。今回はクラスも時代も変わっていくので、短い期間で生徒たちとコミュニケーションをどうとっていくか…きっと僕自身にかかってきますね…大変だ(笑)。たくさんの生徒役の方と出会える機会になりそうなので、楽しみたいと思います。

視聴者の方へメッセージ

物語としては宇宙規模の壮大なストーリーですが、それが実話であるという確かな説得力を持っているドラマです。そこに大小問わず希望や挫折、いろんなものがちりばめてられていて、日常は素朴に進んでいく。視聴者の皆様にも、僕らと一緒に夢を追っていただけたらうれしいです。ご覧いただいた方が希望の光に照らされてほしいなと思いますし、そんなドラマになれるよう頑張ります。

石井浩二(プロデュース)コメント

地方の高校生が長い年月をかけて宇宙日本食を開発する。この壮大な夢に向かう奇跡の物語は、1人の教師が現れたことから始まります。とは言え、この教師は強引に生徒を引っ張るのではなく、生徒それぞれの思いを大切に見取ろうとしながら情熱と信念を持って長い年月を支え、多くの生徒だけではなく地域住民の心さえ前向きにしていきます。まさに教師役を切望されていた北村匠海さんには“ハマり役”。北村さんにしか出せない教師の魅力が存分に表現されることで、この“新しい教師像”は、数多(あまた)ある学園ドラマの中でも必ずや見ていただいた方々の記憶に残るはず。さらに、先生や生徒に対峙(たいじ)する宇宙日本食開発担当役や、盛り立てる地域住民役の皆さん、そして高校生役にも次代を担う素晴らしい若手俳優陣が揃っていますので、北村さんとの感動的、かつ軽妙なやり取りも是非楽しみにしていて下さい。WONDER(ワクワク)を大事にすること、失敗を恐れずチャレンジすること、思いを繋(つな)げていくこと、その大切さをお伝えしていきたい。春の月曜9時枠ドラマに相応しい、元気と勇気と爽やかな感動を視聴者の皆様にお届けできるはずだと思っております。

■放送情報
『サバ缶、宇宙へ行く』
フジテレビ系にて、4月13日(月)スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
出演:北村匠海ほか
原案:『さばの缶づめ、宇宙へいく』(小坂康之、林公代/イースト・プレス)
脚本:徳永友一
音楽:眞鍋昭大
演出:鈴木雅之、西岡和宏、髙橋洋人
プロデュース:石井浩二
プロデューサー:野田悠介、中沢晋
制作協力:オフィスクレッシェンド
制作著作:フジテレビジョン
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