知英、7年ぶりの日本ドラマ復帰で感じた“変化” 篠原涼子には「一瞬で恋に落ちました」
1月期の日曜ドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』(日本テレビ系)で、7年ぶりに日本の連続ドラマに出演している知英。篠原涼子演じる女性刑務官・冬木こずえと、ジェシー演じる未決拘禁者・日下怜治の禁断の脱獄劇を描く本作において、知英は重要な鍵を握る収容者、パク・ハユン役を演じている。KARAとしての活動再開や韓国での俳優活動を経て、再び日本のドラマ現場に戻ってきた彼女に、本作への意気込みや役作り、共演者とのエピソード、そして7年という月日を経て感じた変化についてじっくりと話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
7年を経て感じる“国境の境目がなくなった”環境
――7年ぶりに日本のドラマにご出演されるということで、まずは率直なお気持ちをお聞かせください。
知英:正直、「もう7年も経ったんだ」という驚きが大きいです。コロナ禍で来日できなかった3年間があったとはいえ、私の中ではそこまでの時間の流れを感じていなくて。再始動した時に皆さんから「おかえり」と温かく迎えていただけたことが本当に嬉しかったですし、ずっとやりたかったドラマや映画のお仕事が決まったときは喜びもひとしおでした。
――久しぶりの日本のドラマ現場はいかがですか?
知英:いい意味で変わっていなくて、安心感があります。「戻ってきたぞ!」という感覚ですね。現場の空気感やスタッフさんの熱量は変わらず、懐かしさと心地よさを感じています。
――日本と韓国を行き来される中で、7年前と比べて環境や文化の変化を感じることはありますか?
知英:たくさんありますね。気づかないうちにいろいろなものが変わっていて驚くこともありますが、日韓問わず発展のスピードが速いことにはもう慣れている自分もいます。スマホ一つあれば何でもできるのが当たり前で、それがないと生きていけないような時代になっていますよね。少し寂しさを感じる反面、人間の適応力ってすごいなと改めて思ったりもします。ただ、私が最初に日本に来て活動していた頃よりも、さらに国境の境目がなくなっているような気はします。ファンの方々も含め、より自然に受け入れてくださる環境になっているのは、活動する上でとても心強い変化です。
共感するハユンの「喪失感」
――今回のドラマは「拘置所」という閉鎖的な空間が舞台です。特殊なシチュエーションでの演技についてはいかがですか?
知英:普段は絶対に知ることのできない世界なので、すごく楽しみでした。ドラマや映画でしか見られない場所に自分が入れるというのは、お芝居をしているからこその特権だなと。セットも想像以上にリアルで、食堂のシーンなどでは「本当に閉じ込められているんだ」という圧迫感を感じる瞬間もありました。
――演じられるパク・ハユンは、殺人未遂の容疑で収容された韓国人女性という役どころです。どのようなアプローチで役作りをされていますか?
知英:現場で監督と話し合うことももちろんありますが、まずは自分でキャラクターのすべてを見出さなければいけません。だから撮影前はずっと一人で考えて、イメージを膨らませていました。今回のハユンには、「婚約者に裏切られて殺人未遂を犯した」という壮絶な過去があります。日本に来て、好きな人ができて、新しい自分の世界を愛していたはずなのに、それが一瞬で崩れ去ってしまった。単に「罪を犯して収容された人」として演じるのではなく、彼女が抱えていた幸せや、それが壊れた時の痛み、そしてなぜそこまで追い詰められたのかという背景を、観ている方に想像していただけるような演技をしたい。TVerのオリジナルストーリーでも描かれていますが、そうした「前日譚」の部分を私自身の中でしっかり消化して、セリフのない瞬間にも滲み出るようにしたいと考えています。
――具体的には、どのような感情を大切にされていますか?
知英:韓国にも帰れず、日本にも居場所がない。そんな絶望感や孤独感をどう表現するかを一番に考えました。私自身も韓国から日本に来て活動しているので、日本に来た当初のドキドキやワクワク感はハユンと重なる部分があります。だからこそ、その全てが崩れ去った時の喪失感は想像するだけで胸が痛みます。ハユンは感情を表に出すタイプではありませんが、芯の強さを持った女性です。ただ悲しいだけではなく、内に秘めた強さや痛みが伝わるようなお芝居をしたいと思っています。
――劇中では韓国語のセリフもあります。
知英:感情が高ぶって思わず韓国語が出てしまうシーンがありますね。日本のドラマの中で自然に韓国語を話すというのは私にとっても新鮮な挑戦ですし、視聴者の皆さんにも「おっ!」と思ってもらえるポイントになればいいなと思っています。ハユンの感情がコントロールできずに漏れ出てしまう瞬間なので、そこは大切に演じています。