高橋一生が4時間におよぶ特殊メイクで老人に 『脛擦りの森』本ポスター&本予告公開

 4月10日に全国公開される高橋一生主演映画『脛擦りの森』の本ポスターと本予告が公開された。

 本作は、岡山の妖怪伝承「すねこすり」をモチーフに描くオリジナル映画。『岸辺露伴は動かない』シリーズを手がけた渡辺一貴監督が、岡山の森に足を運び、この地に伝わる物語からインスピレーションを得てオリジナル脚本を執筆した。

 スタッフには、『スパイの妻』『ドライブ・マイ・カー』『SUPER HAPPY FOREVER』を手がけたプロデューサー陣が顔を揃え、『岸辺露伴は動かない』シリーズの柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣裳デザインを担当。また、自ら監督した『血を吸う粘土』で第42回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門のクロージング作品に選出された梅沢壮一が特殊メイクを手がけた。なお、撮影は岡山県の高梁市、新見市で行われた。

 森の奥深くで暮らす“謎の男”役で主演を務めるのは、渡辺監督とは『岸辺露伴は動かない』シリーズでもタッグを組んだ高橋。そして謎の男と森で暮らす謎の女・さゆりを、本作が映画出演2作目となる16歳の新星・蒼戸虹子、足に傷を負い森に迷い込んだ若い男を、第78回カンヌ国際映画祭監督週間に出品された『見はらし世代』で初主演を果たした黒崎煌代がぞれぞれ務める。

 人里から離れた深い森で、足に傷を負った若い男(黒崎煌代)は、女の美しい歌声に導かれ、古めかしい神社にたどり着く。そこには謎の男(高橋一生)と、若い妻・さゆり(蒼戸虹子)が暮らしていた。看病を受け、傷も癒えた若い男は、この場所で夢のような、時の止まったような時間を過ごす。繰り返される穏やかな日々、すべては永遠に続くかに思えたが……。

映画『脛擦りの森』本予告

 公開された本予告は、森の奥深く、大きく口を開けた洞窟の先に現れた古めかしい神社とヴァイオリンの音色が響き、冒頭から神秘的な世界が映し出される。足に傷を負い彷徨い歩く若い男(黒崎煌代)と、優しく迎える謎の女・さゆり(蒼戸虹子)の姿は、一見穏やかなぬくもりに包まれているようで、ロウソクが吹き消された瞬間に場面は一気に“妖しい”世界へ。境内で一人碁を打つ老人の語りかけるような背中のカットに続いて、「あなたのことを待っていたんです」とつぶやかれた言葉は、一体誰に向けられているのか。そして「思へども なほあやしきは−−−」という女の歌声とともに、見てはいけないものを目にしてしまったかのような若い男の表情。恐ろしさに震える男が森の中で目にしたものとは。

 なお、ヴァイオリンは撮影地の岡山県出身でもある、国際的なヴァイオリン奏者・福田廉之介が担当した。

 監督の渡辺との再タッグについて「より言葉の少ない世界に入ってお芝居ができることへの楽しみがあった」という高橋は、本作で4時間におよぶ特殊メイクによって森の奥深くで暮らす老人に扮した。高橋は演じた老人について「劇中にもありますが、薪割りができる程度の体は持っており、実際どのくらいの年齢なのかという想像もスタッフの皆さんでしていました」と語る。同時に、特殊メイクを施した姿は「おそらく120歳くらいにまでならないと、(今回の姿のようには)ならない。(ただ動きが)あまりにも老人になり過ぎてしまうのもどうなんだろうと」と明かしつつ、「一般的な人間の時間の流れとはちょっと違った次元に入り込んでしまっているという意味では、あのくらいの存在になっていても大丈夫かなということも、皆さんと話し合いながら決めていきました」と振り返っている。

 あわせて公開された本ポスターでは、老人のさまざまな感情が入り混じった表情が描かれている。

■公開情報
『脛擦りの森』
4月10日(金)全国公開
出演:高橋一生、蒼戸虹子、黒崎煌代
監督・脚本:渡辺一貴
エグゼクティブプロデューサー:川村岬、平賀督基、スージュン、伊藤義彦、北原豪、中村高志
プロデューサー:岡本英之、土橋圭介
人物デザイン監修・衣裳デザイン:柘植伊佐夫
ヴァイオリン演奏:福田廉之介
特殊メイク:梅沢壮一
制作プロダクション:CULTBLAN
配給:シンカ
製作:『脛擦りの森』プロジェクト(Roadstead、モルフォ、シンカ、JR西日本コミュニケーションズ、Sunborn、NHKエンタープライズ)
製作幹事:Roadstead
©『脛擦りの森』プロジェクト
公式サイト:https://synca.jp/sunekosuri

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