ホン・サンスが恋人の両親との対面をコミカルに描く 『自然は君に何を語るのか』予告編
3月21日よりユーロスペースほかにて全国順次公開されるホン・サンス監督作『自然は君に何を語るのか』のキービジュアルと予告編、場面写真が公開された。
ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念した特集『月刊ホン・サンス』では、2025年11月から2026年3月までの5カ月間、ホン・サンス監督の新作を毎月公開中。本作はその最終章・第5弾として公開される。
第75回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された本作は、初対面の恋人の家族との食事の席で失態を犯す青年の一日を描いていく。恋人の両親との対面という数々の作品で繰り返し描かれてきた普遍的な題材だが、定職につかない詩人の青年を主人公に据え、酒席での言い争いというホン・サンスらしい要素がかけあわせられている。
主人公ドンファを演じるのは、『旅人の必需品』でイザベル・ユペール演じる主人公のボーイフレンド役を務めるなど、多数のホン・サンス作品に出演するハ・ソングク。本作で満を持してホン・サンス映画初主演に大抜擢され、自らの生き方にプライドを持ちながらも、酒の席でつい“やらかしてしまう”青年を、哀愁とユーモアたっぷりに演じ切った。さらに、突然現れた娘の恋人を迎える両親役は、『それから』『WALK UP』のクォン・ヘヒョと『小川のほとりで』『旅人の必需品』のチョ・ユニが担当。実生活でも夫婦である2人は、娘の恋愛を優しく見守りながらも、ときに厳しい評価をくだす両親を体現した。
詩人のドンファ(ハ・ソングク)は、恋人ジュニを家まで送り届けた際、玄関先で彼女の父と鉢合わせ、思いがけずジュニ(カン・ソイ)の家族と一日を過ごすことになる。初めはぎくしゃくしていたが、ジュニの家族に家や近所を案内され会話を重ねるうちに少しずつ距離を縮めていく。やがて一家が揃う夕食の席で、勧められるまま酒を口にするうち、緊張から酔いが回り、次第に気まずい雰囲気が漂いはじめる。
公開されたキービジュアルには、恋人の実家を訪れた青年があれよという間に夕食までともにすることになってしまった食卓の一幕が切り取られている。
あわせて公開された予告編には、ドンファ(ハ・ソングク)とその恋人ジュニ(カン・ソイ)、ジュニの両親(クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ)、そして不調を抱える姉(パク・ミソ)が緊張の食卓を囲み、酒の量が増していく様子が捉えられている。
さらにジュニについて話すドンファと父の姿などが写し出された場面写真も公開された。
一部劇場で開催されている、新作にリンクしたテーマで過去作を振り返る特集『別冊ホン・サンス』では、些細な選択の違いがもたらす2通りの結末を描く『正しい日 間違えた日』を上映。日本ではすでに権利切れとなっている本作が、本企画のために特別復活上映される。
■公開情報
『自然は君に何を語るのか』
3月21日(土)ユーロスペースほかにて全国順次公開公開
出演:ハ・ソングク、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニ、カン・ソイ、パク・ミソ
脚本・監督・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
配給:ミモザフィルムズ
2025年/韓国/韓国語/108分/カラー/16:9/ステレオ/英題:What Does That Nature Say to You/字幕:大塚毅彦
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