『パンチドランク・ウーマン』明らかになった“内通者”の正体 こずえに手を差し伸べた怜治

 2月1日に放送されたドラマ『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』(日本テレビ系)の第4話では、刑務官として規律正しく勤めてきたこずえ(篠原涼子)の立場を一気に瓦解させた、刑務官側に潜む“内通者”の正体が明らかになった。

 三津橋(堀内健)が起こした狂気的な立てこもり事件の混乱に乗じて、こずえのIDとパスワードを盗み出し、カルト教団「廻の光」と手を組んで彼女を陥れる。なんとその正体は、こずえに向かってことあるごとに信頼を口にしていた部下の海老原(小関裕太)だった。

 これまで誠意ある対応を見せていた彼だからこそ、裏切りの衝撃とダメージは大きい。しかし、誠実さを反転させて、冷徹に粛々と裏の任務を遂行する小関裕太のギャップのある表情を観られるのは、正直なところ楽しみでもある。

 “内通者”の正体が海老原であることは、刑務官側の誰ひとりとして気づいてはいない。そのため、立てこもり犯が持っていたスマホの中から、こずえと怜治(ジェシー)がSNSでやりとりしている“ダミー”の証拠があらわになった途端、彼女は裏切り者と認定され、一転して窮地に立たされてしまう。

 それでも、立てこもり事件の最中、怜治から「信じろ」と言われたこずえは、警察官の佐伯(藤木直人)に「彼は本当に父親を殺したと思う?」と問いかける。佐伯は常に彼女のことを心配して気にかけているが、思いはどこまでも一方通行。振り返る佐伯の視線はこずえと交わらないまま、瞳は怜治の殺人事件へと向けられていく。

 ただ、佐伯は決して怜治の無実を信じているわけではない。なぜ怜治は殺人の証拠が揃っているにもかかわらず、黙秘を続けるのかを不審に思った彼は、その真意を確かめるべく日下家を訪問する。

 伯父の日下秋彦(大澄賢也)は怜治に同情的だったが、彼の妹である寿々(梶原叶渚)の存在と、腕に残された生々しい傷跡を秘匿しようとしていた。その事実は、彼女が父親である春臣(竹財輝之助)から虐待を受けていたことだけでなく、おびただしい数の傷が背中に刻まれた怜治も、父親から同じように残虐な仕打ちを受けていたことを意味していた。それぞれの憎しみの矛先を整理すると、父親を手にかけた殺人犯としての烙印を押されている怜治が、妹の罪を庇っている可能性も浮上する。しかし、小柳(宇梶剛士)が法務大臣から再三、怜治のことで忠告を受けていることを鑑みれば、まだまだこの事件には隠された闇が存在しているはずだ。

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