『未来のムスコ』“颯太”天野優の本当の気持ち 物語が急変する“将生”塩野瑛久の勘違い

 そんな中、未来はお迎えが遅くなってもケロッとしていた颯太が保育園で暗い表情を浮かべている姿を目撃する。その帰り道、「ママに会いたい」と泣き出す颯太。目の前にはいつかママになる未来がいるけれど、颯太が生まれてから5年間の記憶は当然ながら彼女にはない。いわば、別人。10年後とは住んでいる場所も違えば、接する人も見える景色も異なる。たった5歳の子どもが一人で見知らぬ土地に放り込まれたのと同じであり、不安になるのは当たり前だ。この先、元いた世界に戻れるとも限らない。未来は颯太が自分と同じようにミライに不安を抱えていることを知る。それでも颯太が必死に笑顔を作るのはミライの未来のためでもあり、今の未来のためでもあるのだろう。

 これまでは自分のことで精一杯だったが、颯太と出会ってからの未来は少しずつ視野が広がっているように思える。人は知らず知らずのうちに誰かに支えられているもの。今回だけでも未来は沙織だけじゃなく、必要以上に詮索せず、急な延長保育にも「こういう時のために俺がいるんだから」と嫌な顔一つせず対応してくれた優太や、新たに劇団のスポンサーとなった会社の社長からのセクハラにやんわりと注意し、隙を見て飲み会からの離脱を促してくれた真(兵頭功海)など、多くの人に助けられてきた。

 一方で、夢に向かって突き進む未来を見て、沙織がコールセンターのアルバイトを辞め、正社員を目指したり、ずっと敷かれたレールの上を歩いてきた真が初めて夢中になれるものを見つけたりと、彼女もまた周りの人に影響を与えている。優太が力になってくれるのも、何事にも一生懸命な未来を応援したいという気持ちがあるからだろう。自分が情けなくて、惨め。そんな風に思っていた未来だが、実は人を惹きつける魅力があって、自分のことを助けたい、応援したいと思っている人が周りに大勢いる。颯太の存在はそのことに気づかせてくれる神様からのギフトなのかもしれない。

 そんな颯太は父親の顔をよく覚えておらず、“まーくん”探しは難航。理想の夫像から考えてみることにした未来が自分にも颯太にも優しく寄り添ってくれる優太や、役者としての夢を誰よりも応援してくれる真の顔を頭に浮かべる中、最悪の別れ方をしたが故に一番ないと思っていた将生(塩野瑛久)が颯太を自分の子と勘違いする。ここで気になるのが、いくら夫婦喧嘩をしたからといって、穏やかな優太や冷静な真が子どもを置いて家を出るだろうかということ。そう考えると直情的な将生が一番可能性としてはありそうだが、果たして。

火曜ドラマ『未来のムスコ』

恋も仕事も夢も中途半端だった主人公がある日突然母となり、子育てを通して、誰かと生きること、支え合うことの意味を知り、自分らしく生き直していく姿を描く。

■放送情報
火曜ドラマ『未来のムスコ』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:志田未来、塩野瑛久、小瀧望、兵頭功海、天野優、吉村界人、箭内夢菜、萩原護、ビビる大木、藤原さくら、板倉武志、難波なう、西野七瀬、マキタスポーツ、神野三鈴、水瀬いのり(声の出演)、淵上泰史
原作:阿相クミコ・黒麦はぢめ『未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!』(集英社『ヤンジャン+』連載)
脚本:ニシオカ・ト・ニール、いとう菜のは
プロデューサー:天宮沙恵子、松本明子
演出:井村太一、古林淳太郎、泉正英
主題歌:秦基博「ポケットに魔法を入れて」(UNIVERSAL MUSIC/AUGUSTA RECORDS)挿入歌:Hi-Fi Un!corn「SUPER DUPER」(Sony Music Labels)
製作:TBSスパークル、TBS
©TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mirainomusuko_tbs/
公式X(旧Twitter):@mirai_musukotbs
公式Instagram:mirai_musuko_tbs
公式TikTok:@mirai_musuko_tbs

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