竹内涼真、俳優として「ピュアでいたい」理由 子役たちとの現場で見つめ直した原点
1月13日よりテレビ朝日系で放送がスタートする竹内涼真主演ドラマ『再会~Silent Truth~』(以下、『再会』)。江戸川乱歩賞受賞作を原作に、少年時代に共有した“秘密”と、23年後の再会がもたらす真実を描くヒューマンラブミステリーだ。
2025年は『看守の流儀』(テレビ朝日系)をはじめ、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)やNetflix映画『10DANCE』で好演を重ねてきた竹内は、本作について「自分のルーツと重なる部分が多くて、通ずるものを感じたことが大きい」と語る。役作りの軸にある考え方や子役たちとの現場で再確認した“ピュアであること”の重要性、そして33歳を迎える2026年の抱負などを聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「自分が挑戦して、“面白い”と思えるかどうか」
――『じゃあ、あんたが作ってみろよ』や『10DANCE』など話題作への出演が続くなかで、『再会』の放送を迎えます。作品ごとに振り幅の大きさを感じますが、竹内さんが作品を選ぶ際に、もっとも大切にしているポイントを教えてください。
竹内涼真(以下、竹内):自分が挑戦して、「面白い」と思えるかどうか、そこが一番かもしれません。『10DANCE』は準備期間も長く、身体的な負荷もありました。でも、「1年という時間を社交ダンスに捧げたら、自分はどうなるんだろう」ということに純粋に興味があったんです。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』も、お話をいただいて脚本を読んだときに、「あ、これは僕が演じたら面白いんじゃないか」と思えたからチャレンジした。だから結局、その作品を演じる自分に興味が持てるかどうかなんだと思っています。『再会』に関しても、原作の舞台が相模原だったり、自分のルーツと重なる部分が多くて、通ずるものを感じたことが大きいです。
――『再会』では、飛奈淳一という人物の人間臭さや弱さを、竹内さんご自身が持っている部分と結びつけながら役に向き合ったそうですね。台本を読まれた際の率直な印象を教えてください。
竹内:僕の中で、飛奈は“家族を持ちたい人”という印象が強かったです。家族を持ちたいという気持ちって、彼の幼少期にどういう愛情を注がれてきたのかとか、そういう部分とすごく関係していると思うんです。無意識のうちに、家族愛を取り戻そうとしているというか、欠けているピースを一生懸命埋めようとしている人間なんだろうなと思いながら台本を読んでいました。
台本にない部分で、役と自分をどうつなぐかが大事
――飛奈という人物像を捉えるうえで、竹内さんの中ではかなり内面的なアプローチがあったのかなと感じます。一方で、普段の竹内さんのイメージとは少し距離のある役柄にも映ります。そういった人物を演じる際、役作りはどのように進めていくのでしょうか?
竹内:今の僕の役の作り方としては、台本の設定に自分を無理に近づけようとはあまり考えていないんです。設定は設定として、脚本家さんが書いてくれた道筋があるので、そこは信頼して進んでいく。でも、それ以外の台本に直接は書かれていない部分で、どう自分と結びつけていくかという感覚はすごく大事にしています。正直、似ていようが似ていまいがあまり関係ないんです。どうして今、自分はこの役をやりたいと思ったんだろうというところから紐解いていくと、不思議と答えが見えてくることが多くて。というのも、なぜかわからないけど「自分はこの役をできる」と思ったからこそ、オファーを受けているはずなんです。だから、似ている・似ていないという概念自体が、あまり自分の中にはないんです。
――その感覚があるからこそ、現場でのアイデアも自然に役に反映されていくのでしょうか?
竹内:自分が思いついたアイデアも、監督と話し合う中で生まれたアイデアも、どんなことでも全部ポジティブに役に反映させていく。確かに、僕自身の普段の姿とは違う部分もあるかもしれないですけど、演じている側としては、そこまで大きな違和感はないんですよね。やっていて「しっくりこない」と思ったことが、今回の役に関しては一度もなかった。結局は、自分の中にある何かをどう増幅させて、そのときの役とリンクさせるか、そこが一番大事なんだと思います。だからこそ、飛奈淳一というキャラクターと、どこかで自分が通ずる部分があったんだろうなと感じています。