倍賞千恵子主演ドラマ『ヘソクリと泥棒』『港の絵』ホームドラマチャンネルで11月放送

 山田洋次監督作『TOKYOタクシー』の公開を記念して、倍賞千恵子主演の単発ドラマ2作品『ヘソクリと泥棒』『港の絵』が11月にCSホームドラマチャンネルで放送される。

 今回放送されるのは、いずれも1981年にHBC(北海道放送)で制作された、冬の北海道を舞台にしたドラマ2作品。

 『ヘソクリと泥棒』は、深い雪に包まれた農家を舞台に、家族の絆と人情を描いた人間ドラマ。倍賞のほか、植木等、菅井きんが出演している。

 舞台は冬の北海道。出稼ぎ中の夫に代わり農家を守る嫁・ユキ(倍賞千恵子)と姑・松代(菅井きん)のもとに、気弱な泥棒・町岡(植木等)が夫の知人を装ってやって来る。町岡は、ユキ宛ての手紙に書かれた“へそくり40万円”を狙って家に居座り、言葉巧みに2人の信頼を得ていく。一方、ユキと松代も互いのへそくりを巡って腹の探り合いをしており、三者三様の思惑が交錯していく。

 『港の絵』は、山田洋次と朝間義隆が脚本を手掛けた純愛感動物語。倍賞と地井武男が共演し、絵を通して子連れの未亡人と漁師の心のふれあいを描く。

 子連れの未亡人・正江(倍賞千恵子)が営む漁村の食堂に、加納(松村達雄)という初老の旅人が入ってきた。食堂に飾られた、寂しいがどこか温かい不思議な魅力を持つ絵に目をとめた加納は、作者である漁師の山口(地井武男)を褒め、油絵の製作を依頼する。しかし、しばらくして山口が「絵が描けなくなった」と加納の元へ詫びに訪れる。絵が描けなくなった原因が正江の見合い話だと知った加納は、二人の気持ちがすれ違っていると感じ、山口を諭す。

■放送情報
『ヘソクリと泥棒』
CSホームドラマチャンネルにて、11月9日(日)20:30~放送
出演:倍賞千恵子、植木等、菅井きん、安保宏則、細田恵子、清水郁子、鳥海淑子、村井洋
原作・脚本:池端俊策
監督:小西康雄
©HBC

『港の絵』
CSホームドラマチャンネルにて、11月23日(日)19:45~放送
出演:倍賞千恵子、地井武男、松村達雄、竹田かほり、紫竹太一、北川陽一郎
脚本:山田洋次、朝間義隆
©HBC

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