『攻殻機動隊』新作は原作を踏襲? 新アニメ枠「火アニバル!!」を宮田俊哉らが語る

 カンテレ・フジテレビ系の新アニメ枠「火アニバル!!」の作品ラインナップ発表会見が10月23日に都内で開催された。2026年1月からスタートする火曜23時枠の作品が発表された本会見では、声優の安田陸矢、瀬戸桃子、大久保瑠美をはじめ、応援ゲストとしてハライチの岩井勇気、Kis-My-Ft2の宮田俊哉、井上裕介が登壇。放送予定のそれぞれの作品の魅力を語った。

(左から)安田陸矢、瀬戸桃子、大久保瑠美、岩井勇気、宮田俊哉、井上裕介、小籔千豊

 「火アニバル!!」は、2026年1月よりカンテレ・フジテレビ系全国ネットにて火曜23時から新設されるアニメ枠のタイトル。「火アニ」は火曜アニメ、「バル」は洋風居酒屋、「カーニバル」はお祭りというイメージから、「みんなが夜のテレビの前に集まる時間にしたい」「世界を魅了するようなアニメをこの枠から発信する」という思いを込めたネーミングとなっている。枠タイトルの最後の「!!」は、放送時間である“11時”を表現しているとのこと。

ラブコメと謎解きが融合した『真夜中ハートチューン』

(左から)安田陸矢、瀬戸桃子、大久保瑠美

 最初に紹介されたのは、シリーズ累計発行部数41万部突破の推し活プロデュース“声春”ラブコメディーが原作のテレビアニメ『真夜中ハートチューン』。2026年1月6日より放送がスタートする本作は、新入生として入ってきた主人公・山吹有栖が、楓林高校の放送部で“声に関わる仕事”を夢見る4人の少女を応援しながら、大きな謎を追いかけるストーリー展開となっている。

 主人公・山吹有栖を演じる安田は「ラブコメでありながらも、1つの大きな謎を追いかける素敵な作品になっています」と解説した。井ノ華六花役を演じる瀬戸は「恋愛や友情、部活、そして今作のテーマである夢。いろんなところにアンテナを張っているのに、全部120%抽出できるこのパワーがすごいです」と作品の魅力を語り、「原作はもちろんですが、アニメーションとして、すごくうまく落とし込んでくださっていると思うので、ぜひ楽しみにお待ちいただけたらと思っています」とコメント。

大久保瑠美

 日芽川寧々役を演じる大久保は「原作の五十嵐先生が、この作品は声をテーマに漫画として描き始めた以上、アニメ化して声がついて初めて完成する作品だとおっしゃってくださいました。私たちはその完成に携わることができていると思うとすごく嬉しいですし、内容も濃くて、すごく魅力的な作品なので、ぜひ楽しんでいただければと思っています」と、作品への思い入れを語った。

『攻殻機動隊』新作アニメの世界観を岩井勇気が熱弁

岩井勇気

 続いて、世界を魅了し続けるサイバーパンクSFの金字塔『攻殻機動隊』が、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』としてサイエンスSARUにより新たにアニメ化されることが発表。

 劇場アニメやハリウッドでの実写映画化もされた本作を、岩井は「1989年にコミックスが出て、いろんな作品に影響を及ぼしている作品です」と紹介。「魅力はやっぱり世界観ですね。近未来の話で、いろんな人が体をサイボーグ化して、電脳と言われるネットやインターネット、コンピューターの世界にアクセスできる環境にあるという、この世界観を1989年に作り出していたのがすごいなと思います」と作品の先見性を評価した。

 また、「今また一番勢いのある、サイエンスSARUという制作会社が、どうアニメ化するのか。ティザービジュアルなどを見ると、原作を踏襲しているんじゃないかという憶測もあって。僕はずっと攻殻機動隊を見てきたので、めちゃくちゃ楽しみです。今回のアニメは、もしかしたら見てない人も楽しめるような作品になっているんじゃないかな」と期待を寄せた。

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