南沙良と出口夏希が“禁断の課外活動” 『万事快調〈オール・グリーンズ〉』本予告公開

 2026年1月16日に公開される南沙良と出口夏希のW主演映画『万事快調〈オール・グリーンズ〉』の本予告が公開された。

 第30回釜山国際映画祭のVision部門や第38回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門に公式出品された本作は、第28回松本清張賞を受賞し、発表当時は21歳の大学生だった波木銅による同名小説を原作にした青春映画。『猿楽町で会いましょう』の児山隆が監督を務めた。

 未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかないと考えた彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める。

 ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美役を南、陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅役を出口がそれぞれ演じる。さらに、朴秀美や美流紅と共に同好会「オール・グリーンズ」を結成する岩隈真子を吉田美月喜、「オール・グリーンズ」の危険な課外活動に巻き込まれていく岩隈の後輩・藤木漢を羽村仁成、朴秀美たちが課外活動を始めるきっかけとなった重要人物・佐藤幸一を金子大地、そして秀美のサイファー仲間で、秀美に想いを寄せる青年・ジャッキーを黒崎煌代が演じる。

映画『万事快調<オール・グリーンズ>』本予告

 公開された本予告では、「あのさあ…一緒に金儲けしようって言ったら、する?」という朴秀美(南沙良)の誘いから、同好会「オール・グリーンズ」の禁断の課外活動が始まる様子が描かれる。粛々と“課外活動”の作業を進め、札束を手にする矢口美流紅(出口夏希)と岩隈真子(吉田美月喜)、3人の場面を始め、課外活動を始めるきっかけとなった人物・佐藤(金子大地)に怒鳴られる秀美や、岩隈に同好会メンバーに誘われている様子の藤木(羽村仁成)、ぬいぐるみだらけの“普通とは言えない”自宅のキッチンが火に包まれ、涙を流す美流紅の姿など、課外活動が順調に進み笑い合う3人の裏で垣間見える焦燥や怒り、危うさが交差する瞬間が切り取られている。

 そして最後には「きっとどこまで進んでも、行き着く先は地獄だ。でもさ、やられっぱなしってのはムカつかない!?」そんな秀美のナレーションにあわせて、笑顔で走り出す姿が映し出されている。

 なお、本作のムビチケカードとムビチケオンラインは、10月24日から発売される。

■公開情報
『万事快調〈オール・グリーンズ〉』
2026年1月16日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
出演:南沙良、出口夏希、吉田美月喜、羽村仁成、金子大地、黒崎煌代
監督・脚本・編集:児山隆
原作:波木銅『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文春文庫)
主題歌:NIKO NIKO TAN TAN「Stranger」(ビクターエンタテインメント/Getting Better)
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2026「万事快調」製作委員会

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