福原遥、浜辺美波、原菜乃華ら躍進　『ニコラ』に続く若手登竜門『キラピチ』出身女優たち

　また原も子役からキャリアをスタートさせ、ドラマや映画に出演しながら2014年から2017年までキラモを務めた。2022年に新海誠監督作『すずめの戸締まり』でヒロインの声を演じたことで脚光を浴び、映画『ミステリと言う勿れ』では泣きの演技で観る人を圧倒させ、第47回日本アカデミー賞で新人俳優賞も受賞するなど着実にスターダムを駆け上がってきた。その魅力は何といっても、主役ではもちろん脇役でも光る存在感だ。現在放送中の『ちはやふる－めぐり－』では、初登場シーンからその輝く瞳や明るさを纏ったオーラで主人公のめぐる（當真あみ）に「漫画の主人公みたいな子」と称される凪のキャラクターを印象付けた。

　またNHK連続テレビ小説『あんぱん』では、ヒロイン・のぶ（今田美桜）の妹で、三姉妹の末っ子・メイコを好演。メイコは歌手を目指しており、今はまだ入り口にも立っていないが、将来スターになりそうな素質をひしひしと感じる。8月29日には主人公の声を務めるアニメ映画『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』の公開を控えており、2025年は原菜乃華の年になると言っても過言ではないだろう。

　前クールのドラマ『続・続・最後から二番目の恋』（フジテレビ系）で長倉和平（中井貴一）の娘・えりなを演じた白本彩奈も、浜辺や福原と在籍期間が重なる元キラモだ。白本はわずか3歳でデビューし、11歳の時に『最後から二番目の恋』の第1シーズンに出演。乃木坂46のメンバーとして人気を博し、『波うららかに、めおと日和』（フジテレビ系）で好演したことも記憶に新しい小川彩も2019年から2021年までキラモを務めている。

　圧倒的なスター性や現場経験の豊富さで活躍するキラモ出身女優たち。なお、現役キラモの中には、松下洸平主演のドラマ『放課後カルテ』（日本テレビ系）で破壊衝動を抱える小学生という難役で迫真の演技を見せた小西希帆がいる。次はキラモからどんなスターが生まれるのか、今後も注目していきたいところだ。

参照
※1. https://shinchosha-ad.jp/system/wp-content/uploads/2020/09/nicola_mediaguide_20250623.pdf
※2. https://kodomoken.hakuhodofoundation.or.jp/arinomama/special/s003/

■放送情報
『明日はもっと、いい日になる』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00～21:54放送
出演：福原遥、林遣都、生田絵梨花、小林きな子、濱尾ノリタカ、莉子、西山潤　町田悠宇、勝村政信、風間俊介、柳葉敏郎ほか
脚本：谷碧仁（劇団時間制作）ほか
演出：相沢秀幸、下畠優太、保坂昭一
プロデュース：宮﨑暖
主題歌：JUJU「小さな歌」（ソニー・ミュージックレーベルズ）
制作プロデュース：熊谷理恵、三浦和佳奈
制作協力：大映テレビ
制作著作：フジテレビ
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