松本まりかが語る『奪い愛』シリーズの極意 「“引き算”の中にある面白さに挑戦したい」

『奪い愛、真夏』の注目ポイントは“ギャップ”

ーー第1話では火事の場面や、時夢とのキスシーンなど、見どころがたくさんありましたが、特に印象に残っているシーンを教えてください。

松本:一番大事だと思っているのは、実はとても静かなシーンなんです。例えば、真夏が時夢に自分の過去を語る場面です。母親に捨てられたことや、自分がなぜ記者になったのか、(時夢が社長を務める)時計会社「TOWANI」のキャッチコピーに救われた経験などを打ち明けますが、あのシーンが物語の核になっています。そこから先は、不倫という“罪”を重ねていくわけですが、彼女の「もう一度、正しく生きたい」という気持ちがあって。だからこそ、キスシーンにも意味があるんです。

ーーキスの直前の「触らないで」というセリフも印象的でした。

松本:あれ、実はお母さんの言葉なんです。「(私の時計にあなたが)触らないで」というセリフがあるのですが、それが真夏の中に残っていて、母との関係性がトラウマになっているという背景があったうえでの、「触らないで」というセリフに繋がるんです。彼女はすでに“業”を背負っている人なのですが、そういった細かいリンクも含めて感じていただけると嬉しいです。そして、そんな彼女がこの先、どんどん罪を重ねていくギャップも楽しんでいただけたらと思います。

ーー最後に、本作のキーアイテムである“お母さんの形見の時計”にちなんで松本さんご自身が、ご家族からもらって大切にしているものがありましたら教えてください。

松本:実は、あまり“物”に対して執着がないんです。でも、今年亡くなった祖母の影響は大きいですね。うちは大家族だったんですが、祖母は誰に対しても「とにかく食べなさい」と手料理を振る舞う人でした。私自身も、とにかく人に食べてほしいんです(笑)。例えば、千葉のさつまいもアンバサダーになったのをきっかけに焼き芋作りの研究を日々重ねた結果、とっても美味しくできたのでお手製の蜜たっぷりの焼き芋を現場で配っています。みんなが「美味しい」って言ってくれるのがすごく嬉しくて。そういう感覚は祖母から受け継いだものかもしれません。

金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』

さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う“激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ”『奪い愛』シリーズの最新作。結婚までも約束した最愛の恋人と不倫の末に別れた主人公の恋模様を描く。

■放送情報
金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15~24:15放送
出演:松本まりか、安田顕、高橋メアリージュン、森香澄、白濱亜嵐、石井正則、石山順征、谷原七音、水野美紀
脚本:鈴木おさむ
演出:樹下直美、上田迅
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:川島誠史(テレビ朝日)、神通勉(MMJ)、小路美智子(MMJ)
音楽:沢田完
制作:テレビ朝日、MMJ
©テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/ubaiai_manatsu/
公式X(旧Twitter):https://x.com/ubaiai
公式Instagram:https://www.instagram.com/ubaiai_ex/
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<応募締切>
8月8日(金)

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