松本まりか、鈴木おさむの希望で高校生役熱演 40歳でのセーラー服は各所から「止められた」

 7月18日よりテレビ朝日系で放送がスタートする金曜ナイトドラマ『奪い愛、真夏』の記者会見が同局にて行われ、主演の松本まりかをはじめ、安田顕、高橋メアリージュン、白濱亜嵐、森香澄、そして脚本を手がけた鈴木おさむが出席。作品にかける思いや、撮影の裏話などを語った。

 『奪い愛』シリーズは、2017年の金曜ナイトドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)を皮切りに、2019年に『奪い愛、夏』(ABEMA)、2021年には『殴り愛、炎』(テレビ朝日系)および『奪い愛、高校教師』(テレビ朝日系)と展開し、さまざまな登場人物たちが愛を奪い合う様子を描いた“激しくも切ないドロキュン恋愛ドラマ”だ。

 松本は過去に『奪い愛、夏』と『奪い愛、高校教師』に出演した経験があるが、今回、最新作で主演を務めることとなり、「(脚本家業を)引退したおさむさんがこの作品のために戻ってこられたということで、いろんな意味でプレッシャーです。今、本当にちょっと怖いです」と率直な心境を語る。

(左から)松本まりか、安田顕

 松本が演じるのは、結婚までも約束した最愛の恋人と不倫の末に別れ、自身のスクープ記者という仕事にも疑問を感じはじめる八方塞がりの日々のなか心機一転、時計メーカー・TOWANIのPR担当に転職し、人生の新たなスタートを切った海野真夏役。新天地で出会った元カレにそっくりな御曹司社長・空知時夢(安田)と、“禁断の愛”に走り出してしまう……といった役どころ。

 作中、“奪い愛ワールド全開”なセリフが出てくるそうで、例えば第1話に登場する「これからの私の生き方で、この傷も正解になります」「夏夜のマジックにかかったんです」など。「おさむさんのセリフは、本当に両極端。『夏夜のマジックにかかったんです』なんて、誰も思いつかない。『いつ言うんだ?』というトリッキーなものから、『これからの私の生き方で、この傷も正解になります』という本質を突くものまで。両極端のオンパレードです!」と松本。それに対し、鈴木は「かなり無茶なセリフがあることは、重々承知しているんです」と苦笑い。しかし「松本まりか演じる真夏の口から言うと、言えちゃうんじゃないかと」と期待して書いたことも明かす。

『奪い愛』シリーズがヒットした理由を紐解く 鈴木おさむによる“ドロキュン劇場”にも注目

松本まりかが主演を務め、安田顕が共演する『奪い愛』シリーズの新作『奪い愛、真夏』が、テレビ朝日系で7月19日より放送される。 …

 すると松本は「どうやって言えばわからないけれど、『これはおさむさんからのラブレターだ』と思って。どうやって言えるか頑張る・楽しむというのが演じる醍醐味で、このセリフが言えたら、おそらく私はこの作品が終わったときにすごく演技が上手くなっているんじゃないかな。おさむさんはいつも、とってもステキなハードルをくださいます」と苦悩する一方で、楽しみながら臨んでいると笑顔で語った。

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