『未知のソウル』怒涛の胸キュン展開に悲鳴! パク・ジニョンの繊細な恋の表現に釘付け
Netflixで配信中の『未知のソウル』が世界的にヒット中だ。本作は、パク・ボヨンとパク・ジニョン主演のロマンティックヒューマンドラマで、日本のNetflixランキング、世界ランキング共に常に上位にランクイン中だ。本稿では第5話から第6話までの物語を中心にご紹介したい。(以下、ネタバレを含みます)
パク・ボヨン演じる双子のユ・ミジとユ・ミレは、ミレが会社でいじめを受けたことをきっかけに、周囲に正体を隠して入れ替わって、互いの人生を生きることにする。ミジとミレの学生時代の同級生で、パク・ジニョン演じる弁護士イ・ホスと、リュ・ギョンス演じる農場経営者のハン・セジンが入れ替わった彼女たちと深く関わっていくうちに関係性に変化が訪れるーー。
ホスは、幼い頃に事故に遭い、身体に障害を抱えていた。激しい運動や登山を禁じられていたホス(学生時代/パク・ユンホ)だが、高校生の時に学校行事の登山に挑戦する。ホスが山を登り始めた姿を見たミジ(学生時代/イ・ジェイン)は、ホスと共に頂上まで登ろうとする。
本作の魅力のひとつが、ミジとホスの学生時代の初恋を描いた場面だ。韓国ドラマでは、学生時代も大人である俳優たちが演じることが多く、20代はもちろん、30代、40代の俳優たちが高校生を演じるのも常だ。違和感のない俳優たちもいるが、中にはどう見ても高校生じゃない……!とビジュアルに気をとられて話が入ってこないこともある(それを楽しむのも“韓ドラあるある”なのだが)。物語の中で、ミジとホスの学生時代をパク・ユンホとイ・ジェインが演じており、淡い初恋時代の描写が甘酸っぱい胸キュンを呼び起こす。事故に遭い、医師から「以前のようには戻れない」と宣告されたホスが、自分の力だけで必死で登山に挑む姿と、それを支えるミジ。ふたりの恋をより一層ときめかせる巧みなキャラクター造形に魅了される。
ミジは、ホスから自分が初恋の相手だったことを知らされ驚愕する。いつから好きになったのかと問うミジに、ホスは登山の時だと答える。ミジは、自分のことを好きだと言われて動揺しながらもホスに対して複雑な思いを募らせる。そんな中、ミジが仕事で担当する案件が進展し、難しい業務を任されたミジは、契約社員のテイ(ホン・ソンウォン)にサポートを求める。このテイの存在が謎だ。ミジと入れ替わる前のミレのことを好きなのかと思わせながら、なにやら1人の時に怪しい言動も見せており、ミレのセクハラ事件に関係のある人物なのだろうか? と推測してしまう。今のところミレに扮したミジを助けてくれてはいるが、ミレの隠された事件への関与を匂わせる描写も見られる。