シヴァカールティケーヤンが“伝説の勇者”に インド映画『マーヴィーラン』7月11日公開

 インド映画『Maaveeran(原題)』が、『マーヴィーラン 伝説の勇者』の邦題で7月11日より新宿ピカデリーほかで公開されることが決定し、あわせて日本版ポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、「もしも、自らが描くマンガのヒーローになり、巨悪との対決を余儀なくさ
れたら」という設定の下、アクションや人間ドラマ、コメディ要素を盛り込んだインド映画。2024年フィルムフェア賞南インド映画部門で監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞の4部門にノミネートされたほか、2024年南インド国際映画賞では批評家選出主演男優賞とコミックアクター賞に輝き、主演男優賞、助演女優賞、悪役賞にノミネートされた。

 主人公は、新聞の長期連載漫画『マーヴィーラン』の作者であるサティヤ。気弱な彼は、人一倍負けん気の強い母の起こす騒動を収めるのに必死の毎日だ。そんなある日、住居のある地域一帯が開発対象となり立ち退きを余儀なくされてしまう。新たな住処として提供された高層マンションに浮かれる一家だったが、そこは悪徳政治家ジェヤコディ一派が仕切る手抜き工事の元に建てられた“欠陥住宅”だった。サティヤは意を決して彼らに立ち向かうが、返り討ちに遭ってしまう。自らが描き続ける「マーヴィーラン=偉大な勇者」と己のギャップに、絶望の淵を覗き込んだその後、奇跡的に生還したサティヤの耳元で、勇壮な“声”が鳴り響くようになる。その声はサティヤを“勇者”と呼び、ジェヤコディを“死神”と呼ぶのだった。果たしてサティヤは、真の「マーヴィーラン」として、民衆を苦しめる巨悪に立ち向かうことができるのか。

 主人公の漫画家サティヤを演じるのは、タミル語界のスターであるシヴァカールティケーヤン。そしてサティヤの最大の敵・政治家ジェヤコディを映画監督としても知られるミシュキンが演じた。サティヤの運命を翻弄する“声”は、『ヴィクラム』の日本公開が控えるヴィジャイ・セードゥパティが担当している。

 ポスタービジュアルでは、鋭い目付きで武器を構えるサティヤ(シヴァカールティケーヤン)を中心に、手前にはボンネットに座した最大の敵ジェヤコディ(ミシュキン)、向かって左にはジェヤコディの抜け目ない秘書パラム(スニール)、その上にはマンションの補修人クマール(ヨーギ・バーブ)という曲者たちの姿が。右にはサティヤの連載漫画『マーヴィーラン』掲載新聞の副編集長ニラー(アディティ・シャンカル)、その上には厳しくも息子を愛する母イーシュワリ(サリダー)の姿が描かれている。

シヴァカールティケーヤン主演『マーヴィーラン 伝説の勇者』予告編

 予告編は、住宅が破壊され、長蛇の列で新たな住居に向かわざるを得ない民衆の姿と、車から崇め奉られ下りてくる悪徳政治家ジェヤコディの姿で幕を開ける。母イーシュワリの言う「ザコ」には到底見えない迫力のジェヤコディに、気弱な漫画家のサティヤは手も足も出ない。意を決して立ち向かおうにも、「お前の人生は私の筋書き通りだ」という屈辱的な台詞とともに、路上に打ち付けられてしまう。突如として降りてきた、天からの“声”を聞いたサティヤの反撃やいかに。

■公開情報
『マーヴィーラン 伝説の勇者』
7月11日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
出演:シヴァカールティケーヤン、アディティ・シャンカル、ミシュキン、スニール、ヨーギ・バーブ
監督・脚本:マドーン・アシュヴィン
配給:ファインフィルムズ
2023/インド/タミル語/カラー/161分/原題:Maaveeran/映倫:PG12
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公式サイト:maaveeran-movie.com

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