乃木坂46 井上和、『豊臣兄弟!』茶々はこれ以上ない適役 北川景子超えの“妖艶さ”にも期待
今回、井上が演じる茶々は、浅井長政と織田信長の妹・お市の方の間に生まれた“浅井三姉妹”の長女。「天下一の美人」と称されたお市の方の美貌を受け継いだ美女で、後に親の仇である豊臣秀吉の側室となる。だが、それは天下獲りと家康討ちのため。“女狂い”と言われるほど女を好んだ秀吉を手玉に取るような役柄であり、『豊臣兄弟!』でも後半にかけて重要なキャラクターとなるのは間違いないだろう。
この茶々役をこれまでに演じてきたのは、松たか子、深田恭子、竹内結子、宮沢りえ、二階堂ふみ、広末涼子といった錚々たる面々。直近では『どうする家康』にて北川景子がお市の方との一人二役で演じ、お市の方の死後は茶々として“子供らしさ”を出しつつも凄み溢れる演技で圧倒。『どうする家康』の“ラスボス”として、終盤までインパクト大の演技を見せ続けた。
北川景子の再登場が『どうする家康』を動かす 市から茶々への“別人”ぶりの凄さ
『どうする家康』(NHK総合)の第36回「於愛日記」で、秀吉(ムロツヨシ)の新たな側室として家康(松本潤)の前に姿を現した茶々。…今回、井上はオーディションによって選ばれたのだという。高橋優香子プロデューサーによれば、『豊臣兄弟!』では若い世代の活躍が見どころであるため、キャスティングの際も20代〜30代を中心にオーディションを行ったとのこと。井上については「年齢以上の落ち着きと妖艶さを見せてくれた」と評価しており(※1)、与えられた茶々という役は井上の魅力が最大限発揮できる適役だ。
乃木坂46 井上和、地上波ドラマ初主演で得た気づき 俳優としての夢は“グループに貢献”
3月21日23時15分からテレビ朝日で放送される第23回テレビ朝日新人シナリオ大賞『スプリング!』で初の地上波ドラマ主演を務める…井上は出演に際して「私はまだ演技経験も浅く、茶々という人物を演じることに対して不安もあるのですが、同時にこのような機会に胸が躍る私もいます。激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います」と気合十分。『スプリング!』のインタビューで語っていた役者としての“理想”は「ドラマや映画で演技してる姿を見て好きになってもらって、乃木坂46のことを知ってもらえる」ことだったが、その理想が叶う日も決して遠くない。(※2)
『豊臣兄弟!』は間違いなく井上の代表作となるだろう。
参照
※1. https://realsound.jp/movie/2025/04/post-1983090.html
※2. https://realsound.jp/movie/2025/03/post-1962795.html
■放送情報
大河ドラマ『豊臣兄弟!』
NHK総合にて、2026年放送
出演:仲野太賀、池松壮亮、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波ほか
脚本:八津弘幸
制作統括:松川博敬
演出:渡邊良雄