阿部顕嵐×阿久津仁愛のキスシーン裏も 『BLドラマの主演になりました』映像特典でより沼る

 阿部顕嵐と阿久津仁愛がW主演を務めた恋愛ドラマシリーズ『BLドラマの主演になりました』のBlu-ray&DVDが3月19日に発売された。

 「comic POOL」(一迅社)で連載中のすずり街による人気コミックを原作とした本作は、人気イケメン俳優の赤藤優一郎(阿部顕嵐)と、元人気子役の青柳萌(阿久津仁愛)が、人気BL漫画の実写化で共演することになり、役作りのために同棲したところから始まるラブコメディ。2024年元日深夜に「クランクイン編」がテレビ朝日系列で放送され、TELASAでは、地上波放送では描ききれなかったシーンや結末の“その後”も含む「クランクアップ編」が全3話で配信された。

 同局から生まれた『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)で人気に火がつき、今や1クールに1本は必ず制作されていると言っても過言ではないBLドラマ。若手俳優の活躍も話題になっている。

 そんな中で生まれたこのドラマは、まさに時代にぴったりの作品。「人気BL漫画の実写化でW主演を務めることになった若手俳優の恋」を描いており、リアル若手俳優の阿部と阿久津がそのW主演を務めるという状況が、独特のリアリティを生み出している。

 その面白さをさらに味わえるのが、特典映像に収録された撮影密着メイキングだ。カメラは今回、阿部と阿久津が、劇中の赤藤と青柳のように撮影を通して距離を縮めていく過程を追っている。

 ネクストブレイク俳優1位に選ばれた“あかゆー”こと赤藤を演じる阿部は、現在はドラマや舞台を中心に活躍中。2019年から2023年まで出演していた「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」ではヤクザの若頭である左馬刻役で凄みを利かせつつ、アーティスト活動で培ったダンスやラップで観客を圧倒した。ネクストブレイクの呼び声も高く、阿部の持つオーラが本作では赤藤役に説得力を持たせている。

 また赤藤は青柳の“ガチオタ”で、本人の前ではバレないようにクールを装っているが、裏では悶絶しまくりというギャップが魅力のキャラクターだ。そのギャップを一見クールな印象を受ける阿部が振り切った演技で際立たせており、オタクとしての解像度が高い。メイキングでは監督のオーダーにも即座に応えるなど、器用さがうかがえる阿部。阿久津も「めちゃくちゃ引っ張っていただいている」と語るように、若手ながら確かな実力で現場を牽引している。

 一方、子役時代に出演したオレンジジュースのCMでブレイクするも、現在は俳優として鳴かず飛ばずの青柳を演じる阿久津は、2.5次元舞台のファンなら知らない人はいないであろう人気俳優。『ミュージカル・テニスの王子様 3rdシーズン』で2016年から4年間、主人公の越前リョーマ役で座長を務め上げた後も実写や舞台に引っ張りだこで、原作ファンからも信頼される実力の持ち主だ。ニコッと笑った時の八重歯が魅力で、それだけでも愛される理由がひしひしと伝わってくる。

 そんな阿久津とは対照的に、俳優としてすっかり自信を失っており、親との関係も相まって、とにかく自己肯定感が低い青柳。だが、赤藤から熱狂的な愛を向けられることで自信を取り戻し、本来の無邪気さを覗かせて赤藤を胸キュンさせる。そこで発揮されるのが、阿久津が持つ天性の可愛さ。メイキングでも、阿久津は差し入れのどら焼きを両手でもぐもぐ食べたり、阿部がドラマで使っているスマホのフォルダに自撮り写真を忍ばせたり、天真爛漫で愛らしい姿をたくさん見せてくれている。思わず赤藤の気持ちになって、「可愛いがすぎるだろぉ!」と叫んでしまいそうだ。

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