乃木坂46 井上和、初の地上波ドラマ主演は“運命”だった? 5期生にとっても大きな一歩に
今回の主演決定に「演技のお仕事には興味があったのですごくうれしかったです!」(※)と喜びを語っていた井上。乃木坂46の先輩メンバーがさまざまな分野で活躍する姿に「いつか自分もあんなふうに!」(※)と憧れてきたそうで、2024年の『乃木坂46“5期生”版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』に出演した際には演じることの楽しさを感じられたことも明かしている。
井上はこの作品について「すごく不器用で初心な青春だなと思いました」と語り、自身が演じる碧には「どこか素直でいられないところ」があると分析(※)。一方、村瀬にも「まっすぐすぎるが故の不器用な部分」があり、2人の不器用さゆえの初々しい魅力が作品に詰まっていると感じたという(※)。また、碧は書道部の元部長という設定で、劇中では袴姿で力強く横断幕を書き上げるシーンがあることが明かされており、高校時代に弓道部で袴姿を披露していた井上とも親和性が高い役だろう。気になるのはラブストーリーをどう演じるのかというところだ。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)のエピソード「目指せ大女優!乃木ザカデミー賞」では即興ながら愛らしい演技を見せていたし、『古書堂ものがたり』でも等身大の高校生役を繊細な表現で演じていた。経験を積んだ今ならば、もっと深みを増した演技を見せてくれるだろう。
井上の主演抜擢は、彼女個人のキャリアにとどまらず、乃木坂46というグループの持つ価値にも影響を与えていくことになる。アイドルが主演に選ばれることは、単なる演技力の評価にとどまらず、グループの知名度向上や新たなファン層の獲得にも繋がるだけではなく、個人のキャリアの可能性も広げていく。これまで白石や西野が築いてきた乃木坂46出身の俳優という流れに、井上がどのような足跡を残していくのかにも注目が集まる。
『スプリング!』は、彼女にとって本格的な演技の第一歩となる作品であり、同時に、乃木坂46の次世代メンバーがグループの枠を超えて活躍する可能性を示す象徴的な機会でもある。このドラマを通じて、井上和がどのような新しい表情を見せるのか、そしてこの経験が彼女の今後のキャリアにどのような影響を与えるのか。
参考
※ https://realsound.jp/movie/2025/03/post-1948737.html
■放送情報
第23回テレビ朝日新人シナリオ大賞『スプリング!』
テレビ朝日系にて、3月21日(金)23:15〜0:15放送
出演:井上和
脚本:松下沙彩
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:高橋宜嗣(テレビ朝日)、髙木萌実(テレビ朝日)、山川秀樹(テレビ朝日)、下山潤(ノックアウト)
演出:籔下雷太
制作著作:テレビ朝日
制作協力:ノックアウト
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