毎週“ほとんどのアニメを観ている”ライターが2025年冬期を分析　そこから見えた3つの傾向

　そろそろ2025年冬アニメが始まって1カ月が経とうとしています。その視聴を続けるなかで、大雑把に掴めた3つのトレンド（おもに作品外のことばかりですが）を今回はご紹介します。

嬉しい!?　前期から連続2クールで放送する作品が多い！

　今期のラインナップを見ると目立つのが続編もの。今期最注目クラスの『薬屋のひとりごと』や『わたしの幸せな結婚』をはじめ、『俺だけレベルアップな件』『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』『キン肉マン 完璧超人始祖編』などの第2期も始まっています。

　ただそれ以上に注目したいのが前期（2024年秋クール）から続く連続2クールアニメの多さ。まず以下のようなラインナップです。

・『アオのハコ』
・『青のミブロ』
・『甘神さんちの縁結び』
・『シャングリラ・フロンティア 2nd season』
・『チ。—地球の運動について—』
・『凍牌〜裏レート麻雀闘牌録〜』
・『殿と犬』
・『ドラゴンボールDAIMA』
・『トリリオンゲーム』
・『妖怪学校の先生はじめました！』
・『るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 京都動乱』

　これにサブタイトルこそ『雪ノ果篇』から『終夜篇』に変わっているものの『青の祓魔師』も2クール続けて放送されているし、長期の中断期間を挟んで展開される『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇』や『Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season』、全16話の『ありふれた職業で世界最強 season 3』も含めると計15作品あります。

　ちょうど1年前の2023年秋から2024年冬にかけての連続2クール作品には『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』といった大作こそあったものの、あとは『忍ばない！クリプトニンジャ咲耶』『ラグナクリムゾン』など計9作品だったため明らかに増えています。

　1クールのアニメに対して「始まったと思ったらすぐ終わる」「話が中途半端に終わりがち」と批判されることがありますが、そういった方々にとって続編や、連続2クールでアニメが観られるこの状況は大歓迎でしょう。