12月20日に全国公開される『YEAR10』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

　本作は全編が「セリフ無し」で描かれるアポカリプススリラー。舞台となるのは、文明の崩壊から10年後の世界。人類は瀕死の状態に追い込まれ、人々は小さな集団で森をさまよい、減りゆく物資をあさり、多くの場合は食人（カニバリズム）に走っていた。そんな世界で慎ましく過ごしていた青年は、ある日、突然現れた暴力的な集団に父親を殺され、恋人の治療薬を盗まれてしまう。父親の復讐のため、恋人の治療薬を取り戻すため、青年はひとり、荒廃とした森を彷徨い続ける。

　監督は本作が長編初監督作品となるベン・グッガー。同監督の15分間の短編『Coming of Age』がベースになっている。主演は本作が映画初出演となるジョセフ・コールマン。父親役を『ゴールデン・リバー』などで知られるダンカン・ラクロワが務める。

　公開された予告編には、荒廃した世界を舞台に、人を狩り人を喰らう集団の姿、父を殺された青年が復讐を誓い、奮闘する姿などが映し出されている。

■公開情報
『YEAR10』
12月20日（金）より、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、シネマート新宿 ほか全国公開
監督・脚本：ベン・グッガー 
出演：ジョセフ・コールマン、トム・ガスキン、ダンカン・ラクロワ、ハンナ・ハリーク・ブラウンほか
配給：プルーク／エクストリーム
2022／イギリス／カラー／96分／R15
©Family Pictures Ltd 2023.