松坂桃李、日曜劇場初主演で“官僚”兼“教師”に 学園ドラマ『御上先生』2025年1月より放送

 松坂桃李が主演を務める連続ドラマ『御上先生』が、2025年1月期のTBS日曜劇場枠で放送されることが決定した。

 12月8日に放送された日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』内でティザー映像が公開され、初めて情報が明かされた本作は、「日本の教育を変えてやろう」という熱意を持ったエリート文科省官僚が高校教師となり、令和の18歳とともに、日本教育にはびこる権力争いや思惑へ立ち向かう、オリジナルの学園ドラマ。

 主演を務めるのは、2009年のデビュー以降、数々の映画やドラマに出演し、2018年公開の映画『孤狼の血』で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、2019年公開の映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、近年ではNetflixシリーズ『離婚しようよ』や日曜劇場『VIVANT』などに出演している松坂。日曜劇場初主演となる本作で松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝。とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。「考える」力を身につけるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子供たちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づいていく。そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって御上に私立高校への出向が命じられる。実質、エリート官僚にくだされた左遷人事。しかし御上は、制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいいと自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。

 過去の出演作で官僚と教師をそれぞれを演じた経験を持つ松坂。本作では、制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる“官僚教師”という役柄に挑む。そんな本作について松坂は、「起きたことにちゃんと向き合い、切り取り、伝えていこうとする、そんな挑戦する姿勢に僕は強く惹かれました」とコメントを寄せている。

 脚本を手がけるのは、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろば。松坂が主演した映画『新聞記者』で、第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞している詩森は、今作で初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。

 プロデューサーは、『アンチヒーロー』『VIVANT』『マイファミリー』『ドラゴン桜』などのTBS日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝が務める。なお、TBSとしては、『ドラゴン桜』(2021年)以来の学園ドラマとなる。

 12月14日には生徒役キャストが発表される。

コメント

主演・松坂桃李

今、時代の流れと共に学校だったり、教育の抱えている問題は大きく変化していっていると思います。
『御上先生』は、学校で起きるひとつひとつの問題が社会全体の問題に繋がっているということを強く打ち出しているドラマです。
起きたことにちゃんと向き合い、切り取り、伝えていこうとする、
そんな挑戦する姿勢に僕は強く惹かれました。
誰か一人が解決していくのではなく、みんなで向き合い、考えていく。
日曜日の夜にこのドラマを観て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら、幸いです。
脚本の詩森ろばさんとは『新聞記者』以来です。
あの作品によって、僕自身大きな刺激を受けました。
詩森さんの書く脚本の展開は非常に攻めていて、読んでいて引き込まれます。
今度は連続ドラマというフィールドで何かしらの変化をもたらす作品になればと願っています。

プロデューサー・飯田和孝

詩森さんと企画を考え始めたのが2020年、コロナ禍。あるアーティストの動画を見たのがきっかけでした。「最近の若者は」などと言われる中、そこにいた若者たちは、自分を精一杯表現し、輝いて見えました。
そんな若者たちが輝くドラマを作りたい、と強く思いました。
この5年で目まぐるしく変化してきた社会、特に若い世代の躍進は凄まじいものがあります。
しかしながら、大人はそれを受け入れていない? 見ようとしていない? それは単に認めたくないからでは? 保身のため?
そんな思いが沸々と湧き上がってきました。自分も含め大人たちは、何か居心地の良い場所に安住しようとしているのではと感じました。
松坂さん演じる御上先生に、そんな社会に一石を投じて欲しいという願いを込めて、このドラマを制作しています。日曜の夜、既存の社会を変えるために立ち上がる御上先生を、是非応援していただければ嬉しいです。

■放送情報
日曜劇場『御上先生』
TBS系にて、2025年1月スタート 毎週日曜21:00~21:54放送
出演:松坂桃李
脚本:詩森ろば
脚本協力:畠山隼一、岡田真理
演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
プロデュース :飯田和孝、中西真央、中澤美波
教育監修:西岡壱誠
学校教育監修:工藤勇一
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mikami_sensei_tbs/

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