朝ドラ『ばけばけ』髙石あかりの夫役はトミー・バストウ 『SHOGUN 将軍』に出演

 2025年度後期(大阪制作)NHK連続テレビ小説『ばけばけ』ヒロインの夫役がトミー・バストウに決定した。

 朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルにした物語。外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、 急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、 代弁者として語り紡いだ夫婦の姿が描かれる。主人公・松野トキを連続テレビ小説初出演となる髙石あかりが演じる。

 バストウが演じるのは、ヒロイン・松野トキの夫で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとしたヘブン。1767人のオーディション応募者の中から選ばれた。

 ヘブン役のオーディションは国内だけではなく、海外にも募集がかけられたという。国内は246人、海外からは1521人(アメリカ1352人、イギリス149人、オーストラリア・ニュージーランド20人)の応募者が集まった(参考:『マッサン』の時は国内 232人、海外 289人=521人)。書類選考・リモート動画選考・面談を経て、最終審査のカメラテストは日本で実施され、10月に決定した。

 バストウは、1991年8月26日生まれのイギリス出身。ロックバンドFranKoを結成し、リードボーカルとして現在も活動している。『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』(2008年)でメジャー映画に初出演し、イギリスで俳優としてのキャリアをスタート。2024年のエミー賞受賞ドラマ『SHOGUN 将軍』にて、メインの一人であるマルティン・アルヴィト司祭役を演じている。10年間ほど日本語を学んでおり、日本語が堪能である。

コメント

作・ふじきみつ彦

まずは、ヘブン役オーディションに参加して下さった皆さん、本当に本当にありがとうございました。ヘブンは強い個性を持った人物の為、彼を演じられる方にはなかなか出会えないだろうと思っていたのですが…、出会えました。トミーさんは我々に、ヘブンってきっとこんな人だったんだろうと思わせてくれました。それはヒロインオーディションで髙石あかりさんに出会った時と同じ感覚でした。今書いている脚本ではヘブンとトキはまだ知り合ってもいないのですが、早く出会わせて夫婦にしてあげたいと、トミーさんに決まってからはそんな気持ちで書き進めています。来年秋からの半年間はヘブンとトキの魅力に包まれる朝になると思いますので、皆さん楽しみに待っていて下さい。

橋爪國臣(制作統括)

すでに撮影開始が待ち遠しくてなりません!トミーさんは私たちが探し続けていたヘブンさんそのもの、いや、想像を超えてヘブンさんです。オーディションの現場にいたみんなが彼に惚れていました。偏屈さとチャーミングさを併せ持つヘブンさんを見事に作り出してくれていました。
「ばけばけ」を制作するにあたって、ヘブン役を見つけることはミッション・インポッシブルと言っていいほど難しいものだと思っていました。オーディションは、日本国内だけでなく、アメリカ・イギリス・オースラリア・ニュージーランドなどの海外でも募集し、1767人もの方に参加していただきました。皆さんがこの役を演じるに当たっての熱い思いを聞いて、本当に心を打たれ、かけがえのない時間になりました。ご参加いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
今日、ヒロインの髙石あかりさんとトミーさんが初めて出会いました。これから二人がどう役を生きて、どう変わっていくのか期待でいっぱいです。二人とともにスタッフ一同、楽しいドラマをお届けできるよう邁進してまいります。

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、2025年秋~放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ
作:ふじきみつ彦
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー :田島彰洋、鈴木航
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK

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