『若草物語』ついに登場した“衿”長濱ねるの現在の姿に驚き 涼にとっても大きな転換点に
ついに、4姉妹の“今”が出揃った日曜ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系)第7話。これまで行方不明とされていた、三女・衿(長濱ねる)の現在に驚かされた視聴者も多かったのではないか。
配信用スピンオフドラマの脚本家としてデビューを果たした涼(堀田真由)は、この嬉しい報告を・衿に真っ先に伝えたくて、期待半分諦め半分でメッセージを送信した。すると突然、涼が2年間にわたって送り続けてきた大量のメッセージ全てに「既読」のマークが一斉についた。動揺した涼は即座に電話をかけるが、衿は一向に応答しない。
翌日、ドラマの本打ち合わせの最中も、涼の頭は衿のことでいっぱいだった。妹の身に一体何が起きているのか、なぜ電話に出てくれないのか。家にいた時は、何でも打ち明け合える関係だったはずなのに。仕事に集中できない状態が続き、どうしても我慢できなくなった涼は、大平かなえ(筒井真理子)に相談を持ちかける。
衿との関係を「普通の姉妹とは違うんです」と説明する涼。これまで回想でも何度も描かれてきた通り、衿は涼にとって唯一無二の理解者だった。だからこそ、このような状況に涼は深い不安を感じずにはいられないのだろう。かなえは冷静に状況を分析し、「人の心の中は、ほかの人にはわからない」と諭し、家族であっても誰にも言えない秘密を抱えているのではないかという厳しい現実を涼に突きつける。
その一方で、長女・恵(仁村紗和)は大河(渡辺大知)と共に警察署を訪れ、衿の捜索を依頼する。しかし、2年前と同様に事件性が低いという理由で捜査は難しいと断られてしまう。落胆する恵に、大河は「めぐは自分のことも考えた方がいいと思う」と言い渡す。というのも、上司からのセクハラを告発した同僚の佐倉(酒井若菜)が会社を去ることになったのだ。佐倉を助けることを躊躇し、自身の立場を守ることを優先してしまった恵は、深い自責の念に駆られるのだった。
一方、四女・芽(畑芽育)は、ファッションコンクールの一次審査突破という結果に気持ちが浮き立つ。その喜びは、沼田灯司(深田竜生)に「賞金取れたら2人でブランドを立ち上げよう」と夢を語るほどに大きなものだ。沼田の弟・真琴(永瀬矢紘)を交えた3人での時間に、幸せな気持ちで満たされる芽。3人でオムライスを囲む和やかな時間は、確かに幸せそうに見える。しかし、沼田の表情からは本当の気持ちを読み取ることができない。二人でブランドを立ち上げるという約束とは裏腹に、沼田は就活の説明会に足を運んでいたのだ。