高橋文哉×西野七瀬『少年と犬』公開日は2025年3月20日に 特報&新ビジュアルも
高橋文哉と西野七瀬がW主演を務める映画『少年と犬』の公開日が2025年3月20日に決定。あわせて特報とビジュアルが公開された。
本作は、第163回直木賞を受賞した現在までに累計発行部50万部を突破している馳星周の同名小説を映画化する人間ドラマ。様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた短編連作小説にオリジナル要素を加えて展開される。
監督を務めるのは、『護られなかった者たちへ』『糸』などの瀬々敬久。企画・プロデュースは、『ラーゲリより愛を込めて』で優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆が担当。脚本は、第38回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した『永遠の0』などの林民夫が手がけ、『ラーゲリより愛を込めて』の製作スタッフが再集結した。
震災から半年後の宮城県仙台。職を失った青年・和正(高橋文哉)は、同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞と出会う。聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、一家にとって無くてはならない存在となるが、多聞は常に“南の方角”を気にしていた。そんな中、家族を助けるため、危険な仕事に手を染めてしまった和正は、やがて事件に巻き込まれ、その混乱の最中に多聞は姿を消してしまう。時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。多聞と過ごすことで、徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、多聞の後を追ってきた和正が現れる。こうして2人と1匹の新たな生活が始まるが、痩せ細った身体で傷ついた人々に寄り添いながらも、たった一匹で“南の方角”に向かって歩いていく多聞には、一人の少年と誓った約束があった。
多聞と共に旅をする青年・和正を高橋が、多聞に命を救われる女性・美羽を西野が演じ、W主演を務める。
公開された特報は、「どうしても会いたい人のところに、犬が何千キロも旅をするって話、信じられる?」という美羽の語りかけから始まる。そんな穏やかな表情の美羽とは対照的に、必死に何かを追いながら悲痛な表情で「多聞!」と叫ぶ和正。その声に呼応するかのように吠える多聞の、時間も距離も途方もなく長い旅の様子が描かれていく。冒頭の幼い多聞と小さな少年が戯れる時代に比べると、あまりに過酷な3,000キロにもおよぶ旅。それでも、多聞はひたむきに真っすぐ大切な人のもとへ走り続ける。果たしてその旅の最後には何が待ち構えているのか。なぜ、美羽は涙を流しているのか?「すげぇよ、多聞。」和正のその言葉の真意とは。
あわせて公開されたビジュアルには、和正と美羽に加え、波打ち際で海の方角を見つめる多聞の姿が切り取られている。
■公開情報
映画『少年と犬』
2025年3月20日(木)公開
出演:高橋文哉、西野七瀬
原作 : 馳星周『少年と犬』(文春文庫)
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫
企画・プロデュース : 平野隆
配給 : 東宝
©2025 映画「少年と犬」製作委員会
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