『おむすび』磯村アメリはドラマ&映画に引っ張りだこ 幼少期の結は神戸編の癒やしに

 NHK連続テレビ小説『おむすび』で、ヒロイン・結(橋本環奈)の子どもの頃を演じている磯村アメリ。『美少女戦士セーラームーン』が大好きで、屈託のない、かわいらしい次女を好演している。そんな磯村は、今期は『おむすび』のほか、『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)にも出演している売れっ子だ。

 まだ幼い結は、姉の歩(高松咲希)にかわいがられており、後に仲違いするとは想像し難い仲良し姉妹だった。神戸で震災に遭い、祖父・永吉(松平健)に連れられて、福岡県の糸島で暮らすようになるが、祖母・佳代(宮崎美子)にもあっという間に懐く結。永吉に抱っこされた際、「おひげ、痛い」と言ってちょっと嫌がる表情や、佳代におむすびを勧められると、方言の「食べり」をすぐに真似して使う無邪気な様子など、磯村が演じる結は、つらい場面を明るくする一筋の光となっている。

 2016年生まれの磯村は、2020年のNHK BSプレミアムのドラマ『70才、初めて産みますセブンティウイザン』に出演したのを皮切りに、『彼女はキレイだった』(2021年/カンテレ・フジテレビ系)、『PICU 小児集中治療室』(2022年/フジテレビ系)、『星降る夜に』(2023年/テレビ朝日系)、『夕暮れに、手をつなぐ』(2023年/TBS系)、『波よ聞いてくれ』(2023年/テレビ朝日系)、『こっち向いてよ向井くん』(2023年/日本テレビ系)といった多くの話題作に立て続けに出演。

 草彅剛が主人公・尚人を演じた『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(2023年/NHK総合)では、尚人の交際相手で元同僚のみゆき(松本若菜)の娘・美和を演じ、視聴者に強い印象を残した磯村。『アンチヒーロー』(2024年/TBS系)では、『おむすび』にも出演している緒方直人の娘役を演じ、本作で再共演を果たした。

『あのクズを殴ってやりたいんだ』©TBS

 放送中の『あのクズを殴ってやりたいんだ』では、奈緒が演じる主人公・ほこ美の姪・美々に扮している磯村。美々は小学校2年生だが、ちょっとませていて、母親のさや美(鳴海唯)や、祖母・明美(斉藤由貴)の男運の悪さを冷静かつ客観的に分析するなど、一家の女性たちを俯瞰して見ているという、ユニークなキャラクターを好演している。

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