加部亜門×山本奈衣瑠W主演『夜のまにまに』11月22日公開 夜の街をぶらつく予告編も
加部亜門と山本奈衣瑠がW主演を務める映画『夜のまにまに』が、11月22日よりシネマカリテほかにて全国順次公開されることが決定し、あわせて予告編が公開された。
本作は、映画館で出会った真面目だがどこか物憂げな青年と、破天荒なほど行動的な女性が再会したことをきっかけに、徐々に惹かれあっていくさまを描いた、少し変な2人のラブストーリー。
監督を務めたのは、『凪の憂鬱』が第37回高崎映画祭で新進監督グランプリを獲得し、出演した辻凪子が最優秀新進俳優賞を受賞した磯部鉄平。大阪の映画館・第七藝術劇場が撮影に協力し、大阪出身のアーティスト・奇妙礼太郎が歌う「朝までのブルース」が書き下ろし主題歌となっている。
『ちはやふる』シリーズなどで子役から活躍し、『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日系)加治木涼役で注目された加部と、 今泉力哉監督作『猫は逃げた』で主演に抜擢され、2024年には『SUPER HAPPY FOREVER』『ココでのはなし』など多数の主演作が公開されている山本がW主演を務める。
どこか人任せなフリーターの新平(加部亜門)は、幼なじみで彼女の咲と別れた日、訪れた映画館で佳純(山本奈衣瑠)と出会う。意気投合した2人は夜の街を一緒に過ごす。しばらくして新平のバイト先のカフェで佳純が働き始める。再会に驚く新平だったが、佳純から「彼氏の浮気調査を手伝ってほしい」と言われ、探偵の真似ごとをする羽目に。強引な佳純に振り回されながらも、少しずつ惹かれていく新平だったが……。
あわせて公開された予告編では、佳純(山本奈衣瑠)に振り回される新平(加部亜門)の姿や、夜の街をぶらついて過ごす2人の姿が映し出されている。
コメント
加部亜門(新平役)
皆んなが眠りについた時、ゆっくりと話し始めよう。
人生は出会いと別れの連続で、時に人を強くしたり弱くしたり。実に気まぐれに、そしてただ単調に過ぎ去っていく。
誰だって忘れられない夜があって、忘れちゃいけない人がいる。途方も無ければ、隙間もないこの時代で、1つの灯りだけを頼りに夜を使いこなせる様になるまで走り続けるしかないと思う。新平、大丈夫だ君は前に進んでいるよ。
撮影終了から2年の月日が経っても昨日の夜の事の様に、鮮明に思い出せる作品です。
この作品が誰かの夜の頼みの綱になる事を祈っております。
山本奈衣瑠(佳純役)
先行上映は大阪でさせて頂きました。この映画を盛り上げてくださった観客の皆様のお陰で無事東京での本上映を迎える事が出来ます。本当に嬉しいです。撮影は2年前の12月全大阪ロケ。佳純と、みんなと過ごした日々が鮮明で、時間が経った今でも大阪に行くとこの街にまだ彼らは居るんじゃないかと思ってしまう。一人の帰り道、明るくなるのが苦しい時、不器用で変だけど自分なりの正解を見つけようとしてる彼らの話。朝になる前に、きっと誰かがグッと引っ張ってくれる。それが自分なのか誰なのかは分からないがきっとこの映画がその何かになってくれるはず。
磯部鉄平(監督)
撮影から2年。
今でも夜中に自転車で走ってると、マンションや鉄橋や高架下から新平と佳純が歩いてくるんじゃないか。
と思ったりしてます。たまに。
冬の映画を、冬に見てください。
■公開情報
『夜のまにまに』
11月22日(金)シネマカリテほか全国順次公開
出演:加部亜門、山本奈衣瑠、黒住尚生、永瀬未留、辻凪子、岬ミレホ、木原勝利、日永貴子、川本三吉、時光陸、大宅聖菜、辰寿広美、緒方ちか
監督・脚本・編集:磯部鉄平
脚本:永井和男
主題歌:奇妙礼太郎「朝までのブルース」(作詞・作曲:早瀬直久)
音楽:kafuka(江島和臣)
配給:ABCリブラ
配給協力:SPOTTED PRODUCITONS
製作:belly roll film、ABCリブラ、JAPAN Wing、エイチエスプロモーション
2023年/カラー/ステレオ/DCP/116分
©belly roll film