有村架純×坂口健太郎『さよならのつづき』釜山国際映画祭に正式招待 11月14日より配信決定

 有村架純と坂口健太郎がW主演を務めるNetflixシリーズ『さよならのつづき』が第29回釜山国際映画祭オンスクリーン部門に正式招待されることが決定。あわせて本作の配信日が11月14日となることも発表された。

 本作は、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『余命10年』などの岡田惠和が脚本を手がける完全オリジナルのラブストーリー。大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合)や朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)の黒崎博が監督を務め、岡田と再びタッグを組む。

 主演を務めるのは、『花束みたいな恋をした』やNetflix映画『ちひろさん』の有村と、『余命10年』や韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』の坂口。有村は、傷ついた人を笑顔にする最高に美味しいコーヒーを世界に広めようと奮闘する菅原さえ子、坂口は、子供の頃から体が弱く多くのことを諦めてきた大学職員の成瀬和正をそれぞれ演じる。

 そんな本作が韓国・釜山で開催される第29回釜山国際映画祭のオンスクリーン部門に日本作品として初めて正式招待され、ワールドプレミア上映されることが決定。釜山国際映画祭は、1996年に創設され、世界中の映画人から愛されるアジア最大規模の由緒ある映画祭。オンスクリーン部門は2021年に新設された配信ドラマ向けの部門で、今年最も期待される話題のドラマを紹介する新部門だ。多くの作品の中から本作を招待するに至った理由について、釜山映画祭プログラム・ディレクターのナム・ドンチョルは、「『さよならのつづき』は、繊細かつニュアンスに富んだ描写によって、よくある物語とは一線を画した新鮮な魅力があると感じました。特に、俳優たちの魅力的な演技が視聴者の目を奪うでしょう」と語り、本作へ高い期待を寄せた。

 この正式招待決定に脚本の岡田は、「釜山国際映画祭に『さよならのつづき』が参加できることになったと聞いたときには、驚きと同時に心が躍りました。作品は完成し、あとは配信を待つのみとなっている我々スタッフに、勇気と自信をいただきました。先行して観ていただく方々にどんな風にこの作品が届くのか。楽しみにしております」とコメントを寄せた。

 また、黒崎監督は「有村さん、坂口さんたちキャストの渾身の演技が、そしてスタッフが追及した映像美が、釜山に届いたのだと思います。世界中から秀作が集う本映画祭でお披露目できるとは、作品にとってこんな幸せなスタートはありません」と語った。

 あわせて、どこか切なさがある本作の世界観を捉えた劇中場面写真も公開された。

コメント

岡田惠和(脚本)

釜山国際映画祭に『さよならのつづき』が参加できることになったと聞いたときには、驚きと同時に心が躍りました。作品は完成し、あとは配信を待つのみとなっている我々スタッフに、勇気と自信をいただきました。選んでいただいて心から感謝しております。先行して観ていただく方々にどんな風にこの作品が届くのか。楽しみにしております。自信作です。

黒崎博(監督)

有村さん、坂口さんたちキャストの渾身の演技が、そしてスタッフが追及した映像美が、釜山に届いたのだと思います。世界中から秀作が集う本映画祭でお披露目できるとは、作品にとってこんな幸せなスタートはありません。一つ一つのカットに日本中で、そして世界で見てもらえるようにと思いを込めながら撮り進めました。
たくさんの愛情と、笑いと悲劇を密度高く詰め込んだこの作品を、早く皆さんの元に届けたい。その第一歩として、釜山の地で幕を開けたいと思います。

ナム・ドンチョル(釜山国際映画祭 プログラミング・ディレクター)

『さよならのつづき』は、繊細かつニュアンスに富んだ描写によって、よくある物語とは一線を画した新鮮な魅力があると感じました。特に、俳優たちの魅力的な演技が視聴者の目を奪うでしょう。

■配信情報
Netflixシリーズ『さよならのつづき』
Netflixにて、11月14日(木)より世界独占配信
出演:有村架純、坂口健太郎
脚本:岡田惠和
監督:黒崎博
音楽:アスカ・マツミヤ
撮影監督:山田康介
美術監督:原田満生
エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子
プロデューサー:黒沢淳、近見哲平
ラインプロデューサー:原田耕治
制作プロダクション:テレパック
原案・企画・製作:Netflix

関連記事