『虎に翼』で夢を叶えた片岡凜も! 莉子、三原羽衣らSNSから人気に火がついた若手俳優

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』で、判事である寅子(伊藤沙莉)が自分の担当している暴行事件に関与しているのか気を揉んでいる、高校3年生の森口美佐江(片岡凜)。彼女が特別な存在に贈るという赤い腕飾りを、事件に関わっている少年たちが着けているのを知った寅子は、美佐江の言動が気になるが、彼女への対応がうまくいかず、もどかしい気持ちが続いている。

 暴行事件の被害者だが、ひったくり事件の容疑者として家庭裁判所の少年部で事情を聞かれている元木俊雄(山時聡真)は、寅子に赤い腕飾りを見せながら、「あの子をすっきりさせたくて」と語るなど、美佐江が少年たちを操っていると思わせる描写があった。また、売春事件に関与している女子高生と一緒にいた美佐江が補導されたり、第19週の予告には、美佐江が寅子に「佐田先生は答えが出せます? どうして人を殺しちゃいけないのか」と質問している場面があったりなど、視聴者をザワつかせている。

 そんな美佐江を演じている片岡は、幼い頃から俳優を目指し、世の中に自分の存在を知ってもらうためにTikTokを開設。注目を集めた彼女は、約20社の芸能事務所からの勧誘を受け、芸能界入りを果たした。朝ドラに出演することが夢だったという片岡は、その夢を叶え、現在はお茶の間に強いインパクトを与える美佐江役を好演している。

 自身のX(旧Twitter)での発言も定期的にバズっており、『虎に翼』で赤い腕飾りについてのエピソードが放送された後は、「どなたか私の特別になりますか?」と投稿するなど、効果的にSNSを活用している片岡。

 近年、片岡のように、SNSから人気に火がつき、ドラマや映画に出演し、活躍するようになった若手俳優たちが増えてきている。

 小学生の頃からモデルとして活動していた莉子は、TikTokへの動画投稿が人気を呼び、2021年に主演したWebドラマ『ブラックシンデレラ』(ABEMA)が注目を浴びる。その後も、地上波のTVドラマ『ファイトソング』(2022年/TBS系)や『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年/日本テレビ系)、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023年)といった話題作に次々と出演している。主要キャラクターの1人を演じている『恋を知らない僕たちは』も、8月23日に公開予定だ。

 莉子と同じく、小学生時代からモデルをしてきた三原羽衣は、2020年に「第7回 日本制服アワード」でグランプリを受賞し、SNS累計フォロワー数210万人超のトップインフルエンサーに。2021年には、WOWOWオリジナルのショートドラマ『こころのフフフ』で俳優業をスタートさせ、映画『死刑にいたる病』(2022年)やTVドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(2023年/TBS系)などに出演。

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