山本耕史、今田美桜は「目がキラキラしてる」 『花咲舞』で気づいた似ている部分とは?

今田美桜は「真っ直ぐなお芝居に芯の強さが表れている」

――今田さんとのバディとしての掛け合いも、すでに1話目から息ぴったりだと思いました。

山本:そう言ってもらえれば嬉しいですけど、20歳離れてますから。あんまり「美桜ちゃん!」っていっても、なんかね(笑)。どのくらいが大丈夫なのか、話しかけた方がいいのかは一番気を遣ったかな。彼女は人との距離感が取れる子だと思います。僕も美桜ちゃんも2人とも大事な撮影に意識が向いている中で、それ以外の時間はリラックスしたいタイプなんです。そういった意味ではちょっと似てるのかもしれないです。本番になった時に撮影にフォーカスを絞るっていうのかな。セリフでちょっと時間くださいみたいなことも全然ないですし。彼女はすごいセリフ量ですからね。

――今回初共演の今田さんについて、衣装合わせの時に「“天使”だと思った」というコメントをされていましたが、その印象は変わりましたか?

山本:あの時より天使ですよね。最初に会った時は目が印象的でした。距離が離れてるのに、ものすごい目がキラキラしてて。この子とこれから一緒に演じる中で、どういう感じになっていくんだろう、みたいなことを想像したのは覚えてますね。

――今田さんの芝居の魅力はどういったところにあると思いますか?

山本:かわいいっていうのは誰が見てもそうなんだけど、真っ直ぐなお芝居に芯の強さが表れてますよね。だから花咲舞という役がピッタリな感じがしますし。これは彼女の勘なんだろうけど、セリフの入れ方が絶妙なんですよ。セリフをあまり入れすぎない。人間って忘れなきゃいけない生き物だから、あれだけのセリフ量があるとインプットばっかりになっちゃって、入らなくなっていくんですよ。本番の時にいい具合にまとまって入っていて、本番が終わったらパッと忘れるっていうのができているんだなと思って。彼女は忙しいのもあるだろうけど、普段の自分の時間も大切にしている感じがするんですよね。「どれぐらいで覚えたの?」って聞いたら、「2、3日前ですかね」って言ってたけど、それでよくあんなに覚えてこれるなっていうこともあって。絶妙なお芝居への感性のある子だなっていうのは感じますね。美桜ちゃんが真ん中にいることで、現場も穏やかでみんなが楽しそうです。

――今作は花咲舞が不正にズバッと切り込んでいくというのが一つのポイントですが、この作品が2024年の令和に放送されるのにはどういった意義があると思いますか?

山本:僕が一つ前に出ていた『不適切にもほどがある!』(TBS系)も、今のこの時代にやる意味がある作品で、今回の『花咲舞が黙ってない』もそうだと思うんですよ。みんなが言えなかったこと、隠さなきゃいけなかったものに対して、やっぱりそれじゃいけないというふうになってきている時代なので。今こそやる必要のあるドラマなんだと思うし、みんながハッと気付かされる作品になっていると思います。

■放送情報
土ドラ9『花咲舞が黙ってない』
日本テレビ系にて、毎週土曜21:00~放送
TVer、Huluにて、地上波放送後配信
出演:今田美桜、山本耕史、飯尾和樹(ずん)、要潤、菊地凛子、上川隆也ほか
原作:池井戸潤 『花咲舞が黙ってない』(中公文庫/講談社文庫)、『不祥事』(講談社文庫/実業之日本社文庫)
脚本:松田裕子、ひかわかよ
演出:南雲聖一
チーフプロデューサー:田中宏史
プロデューサー:小田玲奈、鈴木香織、能勢荘志
シリーズプロデューサー:加藤正俊
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
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