『岸辺露伴は動かない』は高橋一生×飯豊まりえの“運命”の作品に “完璧”だった実写化

「シリーズ恒例のお家芸となっている京香が露伴邸から追い出されるシーン。実はあのシーンは台本だとほとんどセリフがなく、2人のアドリブで成立しているところがあるんです。京香があれよあれよという間に玄関に追い詰められていく様子や、露伴にちょっかいを出そうとしていなされる姿などは、あまりに自然ですよね。このシーンの撮影を現場で見ていましたが、流れは同じなのに、毎回違う味が出ているのも一生さんと飯豊さんの阿吽の呼吸があるからだと感じます」

 そして、高橋と飯豊の結婚について、渡辺一貴監督がとても重要な存在だったと渡辺氏は語る。

「『恋のキューピット』というのはあまりにも野暮なのですが、一生さんと飯豊さんにとって、渡辺監督の存在は非常に大きいと思います。渡辺監督がチーフ演出を務めていた『おんな城主 直虎』(NHK総合)に一生さん、『まれ』(NHK総合)に飯豊さんがそれぞれ出演されており、どちらにとっても転機となる役柄だったようです。飯豊さんは渡辺監督を『お父さんのような存在』とも語っていました。2人にとって転機となった作品の演出を務めていた監督の作品で共演して結婚するというのも、なんだか“運命”のように感じてしまいます」

 高橋と飯豊の結婚に続いて、『岸辺露伴は動かない』に“レギュラー”出演している増田朋弥(露伴に毎回ヘブンズ・ドアーをかけられるキャラクター)も結婚を発表した。レギュラーキャスト陣が結婚を立て続けに発表したのにも“運命”を感じるが、果たして彼らは次のシリーズではどんな顔を見せてくれるだろうか。“次も傑作間違いなし!”の本シリーズの末永い継続を祈っている。

参照
※1 https://realsound.jp/movie/2022/12/post-1220928.html
※2 https://realsound.jp/movie/2022/12/post-1221723.html

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