妻子を奪われた男が格闘術で次々と人体を破壊する 『FARANG/ファラン』ポスター公開
5月31日に公開される『FARANG/ファラン』のポスタービジュアルが公開された。
本作は、『ヒットマン』『ディヴァイド』のザヴィエ・ジャン監督が放つアクション映画。
地元の裏社会から逃れ、タイの美しいビーチへとたどり着いたフランス人の格闘家サムは、現地で出会った妻ミア、娘のダラと仲睦まじく暮らしていた。観光客向けの高級ホテルのポーターとして働く一方で、危険なムエタイのファイターとして賭け試合に出場するのも、すべて家族のため、いつか自分の店を持ちたいというミアの夢を叶えるためだった。しかし「FARANG(よそ者、外国人)」で、脛に傷を抱えるサムにとってそれさえ簡単な話ではなかった。焦ったサムは、同じフランス人の男ナロンからある仕事を引き受ける。成功すれば全てがうまくいく。しかし、サムを待ち受けていたのは、想像もしなかった過酷で残虐な運命だった。
愛する者を奪われ、捨て身の覚悟でひたすら敵を殺しまくる主人公サムを演じるのは、キックボクシングの大会で優勝経験もあるフランス出身のナシム・リエス。さらに『オンリー・ゴッド』のヴィタヤ・パンスリンガム、カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞のオリヴィエ・グルメらが共演に名を連ねた。
公開されたポスタービジュアルには、「血まみれの拳と肘が俺の武器」というタイトルよりも大きなコピーとともに、復讐の鬼と化し、抑えていた凄まじいまでの闘争本能をむき出しにしたサムの姿が切り取られている。
主演のリエスは、「80年代・90年代のアクションスターであるジャン=クロード・ヴァン・ダムやスティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントンなどがお手本でした」とコメント。今後の目標については「『イコライザー』のようなデンゼル・ワシントン映画やジェイソン・ステイサム映画に出演することが夢です」と語る。本作では、ムエタイの試合のシーンが見どころの一つだが、「実際に殴り合っているからこそのリアルさだと思います。相手のキックボクサーが僕の前腕を折るんじゃないかと思ったほどです。顔以外は思い切り殴り合いました」と撮影の裏側を明かした。
■公開情報
『FARANG/ファラン』
5月31日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:ナシム・リエス、ヴィタヤ・パンスリンガム、オリヴィエ・グルメ
配給:クロックワークス
2022年/フランス/フランス語ほか/100分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:Farang/字幕翻訳:大城哲郎/R18+
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