『ちびまる子ちゃん』まる子役の後任に菊池こころ 「長い目で見守っていただけたら」

 毎週日曜18時よりフジテレビ系にて放送されているアニメ『ちびまる子ちゃん』のまる子役の後任の声優を、菊池こころが務めることがわかった。

 3月4日に逝去された前任・TARAKOさんが育んできた“まる子像”を引き継ぐ菊池は、複数回にわたるオーディションを経て抜擢。これまで、『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS』のサラダ役や、『ワンピース』のトコ役など、多くのキャラクターを務めている。2018年8月12日に放送された『ちびまる子ちゃん』“「まる子、幽霊を助ける」の巻”では、“お花ちゃん”という役で出演した経験もあるという。

 またアニメ35周年を記念し、4月21日の放送から6月9日にかけて「季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり」の開催が決定した。

 菊池の務めるまる子は、4月21日の放送回からの出演となる。

菊池こころ コメント

まる子役に決定した際の気持ち

マネージャーから電話で“決まったよ”と言われ、“え”と発したあとは何を話したのかほとんど覚えていないくらい驚きました。
うれしい……緊張、安堵(あんど)、不安、何だかよく分からない複雑な感情で頭がいっぱいになりました。

アニメ『ちびまる子ちゃん』のイメージ

日曜の夕方18時にテレビをつけるといつものキャラクターたちがそこにいてくれてホッとします。小学3年生の何てことのない日常のお話なのに毎回面白くて、老若男女に親しまれているすごい作品だなと思います。それも30年以上…。
合間に入るナレーションも顔のタテ線も今ではおなじみですが改めて思うととても斬新ですよね。
それと、まるちゃんの服が“顔Tシャツ”に変わると夏の訪れを感じます。

今後の意気込み

放送開始から毎週観ている大好きな『ちびまる子ちゃん』。今から6年前に一度だけ“まる子”の現場に呼んでいただいた事がありました。キャスト・スタッフの皆さんが明るく楽しく収録に臨んでいて、その明るさの中心にはTARAKOさんがいました。ごあいさつに伺ったら笑顔で対応してくださり、共演者のアドリブには笑ってつっこみを入れて、アフレコ中ずっと楽しそうにニコニコされていました。
その日から『ちびまる子ちゃん』がもっともっと大好きになりました。
TARAKOさんが大事に演じ続けてきた“まる子”。正直怖い気持ちもありますが、『ちびまる子ちゃん』が大好きだというこの気持ちを大切にして一所懸命努めます。
しばらくは耳慣れないと思いますが、どうか長い目で見守っていただけたらとても心強いです。よろしくお願いいたします。

『ちびまる子ちゃん』制作スタッフ一同 コメント

のんきでぐうたら、でも友だち思いで、家族が大好きなまる子。そんな表現豊かで、天真らんまんな姿を演じていただける方にお願いしたいと、時間の許す限りオーディションを行ない、菊池こころさんに巡り会うことができました。スタッフ一同、まる子役にぴったりの方で、この方しかいないと自信を持っています。30年以上にわたり、まる子役を務めたTARAKOさんが育んでくださった“まる子”の姿を大切にしながら、菊池さんとともに、これからも楽しく愉快な『ちびまる子ちゃん』をお届けしていきます。また、まる子役の後任を務めることは、ご本人にしかわからない、計り知れない重圧もあると思います。どうか温かい目でお迎えいただき、皆さんの家族の一員として、ぜひ応援をお願いいたします。これからも、毎週日曜日の『ちびまる子ちゃん』をよろしくお願いいたします。

■放送情報
『ちびまる子ちゃん』
フジテレビ系にて、毎週日曜18:00~18:30放送
※「季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり」は、4月21日(日)、4月28日(日)、5月5日(日)、5月12日(日)、5月19日(日)、5月26日(日)、6月2日(日)、6月9日(日)放送
声の出演:まる子(CV:菊池こころ)、お父さん(CV:屋良有作)、お母さん(CV:一龍斎貞友)、おじいちゃん(CV:島田敏)、おばあちゃん(CV:佐々木優子)、お姉ちゃん(CV:豊嶋真千子)、山田くん・城ヶ崎さん(CV:本井えみ)ほか
原作:さくらももこ
脚本・制作協力:多田弘子(さくらプロダクション)
プロデューサー:前田泰成(フジテレビ)、田中伸明(日本アニメーション)
監督:高木淳(日本アニメーション)
制作:フジテレビ、日本アニメーション
©さくらプロダクション/日本アニメーション
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/maruko/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/tweet_maruko

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