横浜流星、吉沢亮主演映画『国宝』に出演 「見たことの無い景色をこの目に焼き付けたい」

 2025年に公開される吉沢亮主演映画『国宝』に横浜流星が出演することが発表された。

 2017年から朝日新聞にて連載された吉田修一の同名小説を映画化する本作。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄の見果てぬ夢を追い求める壮大な物語だ。

 監督を務めるのは、『悪人』『怒り』と吉田作品を映画化した経験を持つ李相日。脚本は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『コーヒーが冷めないうちに』などで知られる奥寺佐渡子が手がける。

 2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で主人公・蔦屋重三郎を演じることも決まっている横浜が演じるのは、名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた俊介。任侠の一門に生まれた主人公・喜久雄(吉沢亮)と、喜久雄が引き取られた家の跡取り息子である俊介が親友となり、共に芸を磨いてスターダムを駆け上がる。名門の血を引く俊介と、芸でのしあがる喜久雄。そのライバル関係は、本作の大きな見どころのひとつとなる。『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で初共演を果たし、『青天を衝け』でNHK大河ドラマ主演を務めた吉沢と、2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の主演を務める横浜が、本作で再共演を果たす。

 吉沢同様、これまで踊りの経験がなかったため、2023年3月よりまっすぐ歩くことから稽古を始めたという横浜だが、元極真空手世界チャンピオンの体幹の強さもあり、めきめきと踊りの腕をあげていった。先に稽古を始めていた吉沢に追いつけ追いこせと、他の仕事の合間を縫って休むことなく日々稽古に励み、自宅での自主練習も欠かさず、歌舞伎の家に生まれた役者に見えるようにと、全身全霊を捧げて役に挑んでいる。初めて吉沢と2人で踊った2023年12月、スタッフ全員が驚くほど息のあった舞踊を見せた横浜だったが、撮影中のいまも空き時間を見つけては稽古に励んでいる。

 横浜自身も「目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います」と熱いコメントを寄せている。

 李監督とは、横浜自身「俳優人生の転機となった」と語る『流浪の月』に続いての再タッグとなる。

コメント

横浜流星

李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。
目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力を一人でも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。

李相日(監督)

ひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませ たが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに 研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。

■公開情報
『国宝』
2025年公開
出演:吉沢亮、横浜流星
監督:李相日
脚本:奥寺佐渡子
原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
製作幹事:アニプレックス 、MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
配給:東宝

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