『ブギウギ』サム役ジャック・ケネディ抜擢の理由をCPが明かす 「人気が出てほしい」
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』が現在放送中。“ブギの女王”と呼ばれる笠置シヅ子をモデルに、大阪の銭湯の看板娘・花田鈴子=福来スズ子(趣里)が戦後のスターへと上り詰めていく姿を描く。
終戦からしばらくすると、様々な劇場が公演を再開し、スズ子は歌手として完全復活を遂げる。一方、付き人の小夜(富田望生)は、日本に進駐するアメリカ兵のサム・ブラウン(ジャック・ケネディ)との間に恋の予感が漂っていた。
出会いは第68話。市場での買い物帰りにサムと初対面した小夜は、子どもにまぎれて「ギブミーチョコレート!」と声をかける。不思議そうにそれに応えるサムだったが、その後、闇市で富くじを買おうとしている小夜をさりげなくサポート。第70話でサムから食事に誘われた小夜は、「イエス、オフコース~!」と嬉しそうについていくのだった。
小夜とサムの恋模様を描くにあたり、制作統括の福岡利武は「小夜も実は心中複雑で、悩んでいないように見えて『自分はどうすればいいのか』とすごく悩んでいる、といったところだと思います。ふとした出会いのサムと小夜が惹かれていくという難しい場面ですが、とにかく自然に見えればいいなと。どこかコミカルで憎めない小夜の恋愛を、あまり無理せず描ければと思っています」と語る。
さらに、「サム役のジャック・ケネディが本当にナイスガイで、演技経験はないと思いますが、彼の持つ優しさのようなものもしっかりと出ていてよかったと思っています」と続けた。
実は、サム役を演じるジャック・ケネディは柳ケ瀬プロレスに所属するプロレスラー。2021年12月にデビュー戦を白星で飾って以来、数々の試合をこなす現役選手で、長かった髪をバッサリと切ってドラマの撮影に臨んだ。