『葬送のフリーレン』一級魔法使い試験編は“デスゲーム”展開に 豊かなバトル描写に期待
斎藤圭一郎監督が絶賛した岩澤亨の作画
振り返ってみると、『葬送のフリーレン』の1クール目は戦闘シーンがそこまで多くなかった。しかし作画のクオリティ自体は非常に高く、第15話ではCGを一切使わないフェルンとシュタルクの華麗なダンスシーンが絶賛されたばかりだ。新章の「一級魔法使い試験編」では、その作画的なポテンシャルを存分に活かしたアクションに期待できるのではないだろうか。
実際に斎藤圭一郎監督は、自身のX(旧Twitter)にて『葬送のフリーレン』のメインスタッフを紹介した際、アクションディレクター・岩澤亨の仕事について言及。1クール目の功労者だったことを語りつつ、「実はここまではまだ序の口」として、「2クール目からの仕事ぶりは凄まじいので是非見届けて欲しいです」と期待を煽っていた。
個性的な新キャラクターたち
他方で、「一級魔法使い試験編」のもう1つの魅力としては、個性的な新キャラクターが多数登場することにも触れておきたい。魔法使いの精鋭となることを目指し、魔法都市オイサーストに集まったのは、性格も戦闘スタイルもまったく異なる人物たち。彼らがいかなる魔法の使い手で、フリーレンやフェルンとどんなふうに関わっていくのか、期待が高まってしまう。
YouTubeのTOHO animation チャンネルでは、その1人ひとりに焦点を当てたPVも公開されており、はやくも大きな話題を呼んでいた。キャストに豪華声優陣が抜擢されていることも注目ポイントで、女性キャラはユーベル(長谷川育美)、エーレ(伊藤かな恵)、ラヴィーネ(鈴代紗弓)、カンネ(和氣あず未)、ラオフェン(石上静香)、男性キャラはヴィアベル(谷山紀章)、デンケン(斉藤次郎)、ラント(小松昌平)、リヒター(花輪英司)といった顔ぶれとなっている。
ちなみに長谷川と鈴代は、同じ斎藤圭一郎監督の作品である『ぼっち・ざ・ろっく!』の出演声優でもあり、それぞれ喜多郁代役、伊地知虹夏役で人気を博したことが記憶に新しい。
魅力あふれるキャラクターたちが、白熱のバトルを繰り広げる「一級魔法使い試験編」。フリーレンたちの新たな冒険の行方を見届けよう。
■放送情報
『葬送のフリーレン』
日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて、毎週金曜23:00〜放送
キャスト:種﨑敦美、市ノ瀬加那、小林千晃、岡本信彦、東地宏樹、上田燿司
原作:山田鐘人、アベツカサ『葬送のフリーレン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤亨
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
OPテーマ:YOASOBI「勇者」
EDテーマ:milet「Anytime Anywhere」
©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
公式サイト:https://frieren-anime.jp
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/Anime_Frieren