朝ドラ『ブギウギ』スズ子と梅吉の新たな旅立ち 次週登場の水上恒司が最重要人物に?

 六郎の亀を連れて、下宿を旅立っていった梅吉。一方、政府からの締め付けはますます厳しくなるばかりで、スズ子や茨田はもう東京で公演を打つことは難しくなっていた。そこで「福来スズ子とその楽団」は地方巡業に出ることを決める。東京がダメなら日本中どこへでも歌を届けに行けばいい。誰に何を言われようと舞台にかじりついて自分の歌を歌う、それが茨田から教わった自身の楽団を抱えるという覚悟でもあった。

 どこで歌うかはどうでもいい、とにかく今は歌いたい。その気持ちを胸に、羽鳥のもとを訪ねるスズ子。東京を離れるスズ子に羽鳥が餞別として渡したのが、新曲の「アイレ可愛や」。アイレとは、南洋の村娘。南洋の娘が歌の中で何をしようが、日本の警察には難癖のつけようがない、だからスズ子はこの曲をどこでも好きに歌えるというのが、羽鳥のアイデアだ。羽鳥はスズ子の肩を掴み、「福来くん、歌い続けるんだ」とエールを送る。歌える曲のレパートリーが少なくなる中で、「恋のステップ」「ラッパと娘」に並ぶ、代表曲に成長していくのが、この「アイレ可愛や」である。

 新章へと入っていく第11週「ワテより十も下や」では、地方巡業の中でスズ子がある学生と出会う。それが村山愛助(水上恒司)。公式サイトでのキャストの表記も、「趣里 水上恒司/草彅剛 蒼井優 菊地凛子」と、ヒロインの次に並ぶ本作における最重要人物だ。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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