『幽☆遊☆白書』へのオマージュも ギデンズ・コー『赤い糸 輪廻のひみつ』予告編公開 

 12月22日に公開されるギデンズ・コー監督作『赤い糸 輪廻のひみつ』の予告編が公開された。

 本作は、台湾で一番身近な神様“月老”と輪廻転生をモチーフにした摩訶不思議な死後の世界を描いたファンタジー作品。落雷で命を落とし冥界に連れてこられたシャオルンは、同じく冥界にやってきたピンキーとともに、“月老(ユエラオ)(運命の相手を赤い糸で結び付ける台湾の縁結びの神様「月下老人」の略称)”として現世で人々の縁結びをすることになる。ある日、ふたりの前に1頭の犬が現れ、シャオルンは失っていた生前の記憶を取り戻す。それは初恋の相手・シャオミーとの、果たせぬままに終わってしまった“ある約束”だった。

 シャオルンとシャオミーを演じるのは、『あの頃、君を追いかけた』のクー・チェンドンと『私の少女時代-OUR TIMES-』のビビアン・ソン。また、ピンキーを『返校 言葉が消えた日』や『僕と幽霊が家族になった件』のワン・ジン、シャオミーに忍び寄る怨霊を『セデック・バレ』のマー・ジーシアンが演じている。主題歌は、台湾を代表するポップシンガー・韋禮安(ウェイ・リーアン)の歌う「如果可以」。YouTubeで1.2億回再生(2023年9月時点)が記録された。

『赤い糸 輪廻のひみつ』予告編

 公開された予告編では、ギデンズ・コー監督が人生で一番影響を受けたという冨樫義博の人気漫画作品『幽☆遊☆白書』へのオマージュが見て取れるように、主人公の“死”から始まる。摩訶不思議な死後の世界に一途でピュアなラブストーリーを掛け合わせた世界観が描かれている。

 また、本作の日本公開を盛り上げるべく、11月15日よりMotionGalleryにてクラウドファンディングがスタート。支援のリターンには、台湾公開時のオリジナルグッズや、ギデンズ・コー監督サイン入りグッズ、“月老”お参り付き食事会、本作の主題歌「如果可以」を心ゆくまで歌いまくるカラオケ大会参加権など、さまざまなリターンが用意されている。クラウドファンディングの受付期間は12月12日23時59分までとなっている。

■公開情報
『赤い糸 輪廻のひみつ』
12月22日(金)シネマート新宿・シネマート心斎橋ほかにて公開
監督・脚本:ギデンズ・コー
出演:クー・チェンドン、ビビアン・ソン、ワン・ジン、マー・ジーシアン
配給:台湾映画社、台湾映画同好会
2021/台湾/128分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:月老 Till We Meet Again/字幕翻訳:神部明世
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公式サイト:https://taiwanfilm.net/yuelao/
公式X(旧Twitter):@yuelao_jp
公式Instagram:@yuelao_jp

■クラウドファンディング
受付期間:11月15日(水)13:00〜12月12日(火)23:59
プロジェクトページ:https://motion-gallery.net/projects/yuelao

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