リリー白川役清水くるみの卒論は朝ドラ研究 『ブギウギ』出演は「うれしくて泣きました」

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中の清水くるみよりコメントが寄せられた。

 清水が演じるのは、スズ子(趣里)とUSK同期入団の娘役・リリー白川。実家が裕福でバレエを習っていたこともあり、鈴子たちより少し実力がある。楽天家で器用さもあり、うまく立ち回ることもできる才女だ。

 清水は本作が朝ドラ初出演。出演が決まった際は涙が出るほど嬉しかったと語る。

「『てるてる家族』(2003年)を観たのがきっかけで女優を目指したので、朝ドラは自分の中ですごく大きな存在です。大学の卒論で朝ドラ研究をしたほどです。15年間芸能活動をやってきて初の朝ドラ出演で、いままでいつかは出演したいとずっと思っていたので、『ブギウギ』に出演できることになって本当にうれしくて泣きました」

 自身が演じるリリー白川については、「ぶりっ子な役なのかなと思っていたのですが、台本を読んでみると“女子に嫌われない女子”という印象です。憎めない感じになったらいいなと思いながら演じています。女性と男性の前ではキャラクターを変えているんですけど、女性には結構ズケズケものを言うからずっと猫をかぶっているわけじゃないんです。『グループにひとり、こういう人もいるよね』というような人物です。梅丸少女歌劇団(USK)のメンバーは、それぞれ演者の性格が役にぴったりだねってよくみんなで話しています。ただ、私自身は名古屋出身なのでリリーのコテコテの大阪ことばには苦戦しました。よく話すキャラクターなのでアドリブも言いたいのですが、大阪ことばなので言えないことも多くあり、普段から大阪ことばを話したり、関西の子と会って話をしながら直してもらったりと工夫しています」とコメント。

 現場での雰囲気も良好で、撮影が待ち遠しかったと清水は語る。

「撮影現場はとても楽しいです。撮影期間が空いたときは、みんなに会いたくて仕方ありませんでした。みんなでご飯を食べに行ったり、一緒にダンスの練習をしたりしてとても仲良くなりました。ダンスの練習は大変で足がパンパンになりましたが、大変だったことより楽しかった本番が印象に残っています。歌劇の衣装やメイクは初めてで、憧れて夢見ていた世界だったので楽しかったです」

 最後に視聴者に向けて、「登場人物のキャラクターがはっきりしていて、それをみんながわかりやすく演じ分けているので、多くのキャラクターが出てくるUSKパートは全シーンがおもしろいです。リリーとしては洋食屋のシーンが一番自分のキャラを出せるところだなと思っています。『ブギウギ』は脚本がとてもおもしろく、趣里ちゃんがヒロインにぴったり! 重たいシーンもスズ子のキャラクターで重たくならないのがすごいんです。歌とダンスが融合しているドラマは珍しいし、たくましく、強く生きていくヒロイン・スズ子にパワーをもらってください」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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