チャック・ベリーがダッグウォーク披露 『リバイバル69』パフォーマンス映像公開

 10月6日に公開されるドキュメンタリー映画『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』より、チャック・ベリーのパフォーマンス映像が公開された。

 本作は、ロックンロールの復活を謳った音楽フェスティバル「トロント・ロックンロール・リバイバル」の真実に迫るドキュメンタリー映画。チャック・ベリー、リトル・リチャード、ジーン・ヴィンセント、ジェリー・リー・ルイス、ボ・ディドリーらロックの創始者だけでなく、シカゴ、ドアーズといった当時大人気だった大物や無名時代のアリス・クーパー、さらにはエリック・クラプトンらを率いたジョン・レノンまでもが急遽参戦し、新旧ロックスターたちによるパフォーマンスが繰り広げられた。そんな「トロント・ロックンロール・リバイバル」の舞台裏を、未公開のバックステージやコンサート映像、当事者たちが初めて語るエピソードとともに映し出す。

 「ロックの殿堂」入り第1号であり、1985年の大ヒット作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックスが演奏した「ジョニー・B・グッド」など大ヒットを連発したベリー。

映画『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』本編映像

 公開された本編映像には、当時42歳のベリーが、ギター&ヴォーカルでヒット曲を歌う姿が収められている。帯同していたリズム・ギタリスト、ロン・マリネリとともに、トロントで現地調達されたニュー・ロック世代の5人組バンド“ニュークリアス”のメンバーがバックアップを務めた。

 いつもバンドメンバーを現地で調達することで知られているベリー。曲のコードも知らされずに即興で演奏することへの戸惑いとともに、レジェンドと一緒に演奏できることの喜びを隠すことが出来ないバンドメンバーによるインタビュー映像も映し出される。演奏フェスが開催された1969年は、1950年代半ばに始まったベトナム戦争が激化の一途をたどり、若者たちによる反権力運動は「平和と愛」の名のもとに高まってヒッピー文化/フラワー・ムーヴメントが増長していた。映像では、ベリーが壇上で「平和を!」と叫ぶ姿も捉えられている。

■公開情報
『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』
10月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほか全国公開
監督:ロン・チャップマン
配給:STAR CHANNEL MOVIES
提供:東北新社、バップ
2022年/カナダ、フランス/英語/99分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:Revival69: The Concert That Rocked the World/字幕翻訳:川田菜保子/字幕監修:萩原健太
©ROCK N' ROLL DOCUMENTARY PRODUCTIONS INC., TORONTO RNR REVIVAL PRODUCTIONS INC., CAPA PRESSE (LES FILMS A CINQ) 2022
公式サイト:revival69-movie.com

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