増田有華×秋山ゆずき×大久保桜子、『●●ちゃん』を経て思う“自分らしくあるための生き方”

自分らしく今を生きるにはどうすればいいのか

ーー『●●ちゃん』では、世の中の「普通」から外れて生きづらいと悩んでいる人へのメッセージも込められています。ご自身が悩みを抱えている時は、それぞれどう対処していますか？

増田：私はそもそも悩まないように、最近腸活を始めました！　腸活ってメンタル面にもいいんですよ。キムチとか作って、フルーツとかめちゃくちゃ大量に取るようにしています。体も調子が良くなると心も元気になりますよ！

秋山：私はとにかく1人で喋りますね。悩みを一旦全部口にします。今日あったことで、自分の中で納得いかなかったことを、ワーッて1人で喋って自分で解消するんです。

ーーその場に聞き役がいてもですか？

秋山：そうですね。悩みに対するはっきりしたアンサーを求めてるわけではないので、聞き役がいても回答まで自分で話します。自分の中で勝手に完結しちゃう。（笑）

大久保：私は、メンタルが強いのか鈍いのか、あんまり悩みがなくて。人に何か言われたりとか嫌なこと気にしないんですね。「石につまづいた」くらいにしか思えないというか。

増田：メンタル強すぎるね（笑）。

秋山：カッコいい〜！

大久保：意地悪なこと言う人って、きっとその人自身が焦ってると思うんです。だから、余裕を持って生きようと思ったら、悩むことがなくなりました。

ーーご自身の演じるキャラクターに悩みを相談されたら、どう返しますか？

大久保：私は肯定はできないので、「ちゃんと考え直しなさい」って結構シビアに言っちゃうかもしれないですね。（笑）

ーー本作の根底には“自分らしく今を生きるにはどうすればいいのか”という問いがあると思います。実際に演じてみて感じた“答え”があれば教えてください。

増田：私は、自分らしさを見つけようとしなくなったことが、いま生きやすい形に繋がったかな。ずっと「自分を肯定しなきゃいけない」という固定観念にずっと追われながら20代を過ごしていたのですが、30代になったらいろんな人を許して自分も許せるようになりました。良い意味で期待しなくなってから生きやすくなったんです。なので、食わず嫌いとかじゃなくて、流れてきたことをシンプルに受け止めることが人生において大事なのかなって思います。

秋山：私は、自分に嘘をつかないように生きるのが自分に向いてるなと思ってて。嬉しい時は笑うし、嫌なことがあったら嫌な顔をする。自分の心の変化を無理に隠す必要はないと思ってて。「人と一緒でいなきゃいけない」とか、本当はそんなことないんですよね。だから、自分の心に素直に自分に嘘をつかない。それが私の中の答えですかね。

大久保：私は自分をさらけ出し過ぎないことですかね。1枚皮を被るというか。例えば友達に会う自分と、親に会う自分、お仕事をする自分……その全てが違ったとしても良いと思うんです。もちろん、自然に共通する部分があるところもあるはず。でも、無理して100%の自分を出さなくてもいいんじゃないかなと思うんです。無理して誰かに気に入られようとか思わなくても、その場の1枚フィルターがかかった私を気に入ってくれる人がいるはずだから。そういう意味では、オンラインゲームのフレンドくらいしか、素の私を知っている人はいないんじゃないかな。

秋山：でも確かに、そういう考え方もあるかも。

増田：知らない人だから見せられる一面ってあるかもね。

大久保：そうなんです。現実での接点がないからこそというか。

秋山：でも普段結構えげつないゲームやってるよね？　キャラ変とかするの？

大久保：さすがにそれはないです！（笑）

増田：こんなにかわいい感じなのに、結構バイオレンスなゲームやってるんですよ。（笑）

秋山：ね！　本音を見せる場っていうから心配しちゃった。（笑）

ーー最後に、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

増田：『●●ちゃん』では、セックス・学歴・不倫というなかなかパンチのあるテーマが揃っているのですが、どんな人でもシンプルに楽しめる作品になっていると思います。性に悩めるアラサーの方にも観ていただきたいですし、10代でも50代でも、もっと上の年齢の方にも、楽しんでいただけたらと思います。本当に気負いせず、肩の力を入れずに観ていただけたら嬉しいです！

■放送情報
『●●ちゃん』
ABCテレビにて、毎週日曜0:55〜放送（※関西ローカル）
DMM TVにて、同時配信＆独占配信
TVerにて、ABCテレビで放送後見逃し配信
出演：増田有華、秋山ゆずき、大久保桜子、東啓介、山下航平、田村健太郎ほか
原作：五百田達成、麻生羽呂、さかもと麻乃『セックスちゃん』（GIGATOON Studio）
脚本：福谷圭祐、女里山桃花、今井彩咲子
監督：塚本連平、多次見隼斗
音楽：近谷直之
企画・プロデュース：清水一幸
プロデューサー：寺川真未、山本あづる（ABCテレビ）、倉田知奈（MMJ）
協力プロデューサー：神通勉（MMJ）
制作プロダクション：MMJ
©ABC

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9月26日（火）