2023.09.02 12:00

ブラッドリー・クーパー監督・主演作『マエストロ』など、Netflix映画の日本版予告公開

文＝リアルサウンド映画部

　2023年に配信されるNetflix映画4作品、『マエストロ：その音楽と愛と』、『ザ・キラー』、『Fair Play/フェアプレー』、『ナイアド～その決意は海を越える～』の日本版予告やキービジュアルが公開された。

　12月20日に配信される『マエストロ：その音楽と愛と』は、マーティン・スコセッシとスティーヴン・スピルバーグをプロデューサーに迎え、ブラッドリー・クーパーが『アリー/スター誕生』に続き監督・脚本・主演を務めた“愛の巨編”。キャストには『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガン、『ホワイトカラー』のマット・ボマー、『ストレンジャー・シングス未知の世界』のマヤ・ホークらが名を連ねる。『ウエスト・サイド物語』の音楽を手がけるなど世界的に知られた指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと、女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインが共に歩んだ生涯を振り返る。

『マエストロ: その音楽と愛と』ティーザー予告編 - Netflix

　バーンスタインの楽曲が奏でられる予告編では、2人が恋に落ち、語らい、あらゆることを経験し、共に過ごしてきた時間が叙情的に映し出されている。

　8月30日から開幕した第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されている本作は、12月8日より日本の一部劇場での公開も予定している。

　11月10日に配信される『ザ・キラー』は、『セブン』『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』などのデヴィッド・フィンチャーが監督を務めるサイコサスペンススリラー。主人公の暗殺者役は、『それでも夜は明ける』や『X-MEN』シリーズのマイケル・ファスベンダー。とある“ニアミス”により岐路に立たされた暗殺者が、雇い主や自分自身にさえ抗いながら、世界を舞台に繰り広げる追跡劇だ。

『ザ・キラー』ティーザー予告編 - Netflix

　公開された予告編では、まるで観る者すら“洗脳”するかの如く、“暗殺者の掟”のような冷酷で無機質な言葉が綴られ続けている。同時に、ファスベンダー演じる暗殺者の残酷ながらスマートな殺人遂行の過程が映し出されている。

　本作も第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されており、日本では10月27日より一部劇場での公開も予定している。

　10月13日に配信される『Fair Play/フェアプレー』は、競争の過酷なヘッジファンドで働く若いカップルに訪れた思いがけない昇進をきっかけに、エゴと野心に溺れた男女を描き出す愛憎サスペンス。『ブリジャートン家』のフィービー・ディネヴァー、『ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー』のオールデン・エアエンライク、『キャッシュトラック』のエディ・マーサンらが出演する。

『Fair Play/フェアプレー』予告編 - Netflix

　同じ会社で働き、実は恋人同士のエミリーとルークは、将来を見据えて婚約し、仕事もプライベートも順風満帆な日々を送っていた。しかし、2人が勤める会社の人間なら誰しも欲しがる昇進の話が持ち上がり、その候補にエミリーのみが選ばれ2人の関係にも不穏な空気が漂い始めるーー。

　公開された予告編では、普段通りの恋人関係を続けようとする一方で、エミリーが出世コースに乗ったことで2人のパワーバランスが修復不可能になるほどまでに、めまぐるしく変化する様子が映し出されている。成功がもたらす真の代償を知り、野心が招く恐ろしい限界に直面した2人が迎える結末とは。

　本作は9月29日より日本の一部劇場での公開も予定している。

　11月3日に配信される『ナイアド～その決意は海を越える～』は、『20センチュリー・ウーマン』のアネット・ベニングと『タクシードライバー』のジョディ・フォスターが出演する、マラソンスイマーのダイアナ・ナイアドの人生を描く実話をもとにした人間ドラマ。

　マラソンスイマーを引退して約30年、60歳のナイアドは、長年目を逸らしてきたことに再び挑戦したいという思いが頭から離れない。それは、“水泳界のエベレスト”と呼ばれるフロリダ海峡を横断する危険な海の旅。世界初の称号を勝ち取るべく、サメよけのケージを使わず泳ぎきるという決意をしたダイアナは、親友でありコーチでもあるボニーらと共に、4年におよぶ波乱に満ちた旅に乗り出す。

　本作は、10月20日より日本の一部劇場にて公開予定だ。