ドキュメンタリー映画『アントニオ猪木をさがして』に有田哲平、神田伯山、安田顕ら出演

 10月6日に公開されるアントニオ猪木さんのドキュメンタリー映画『アントニオ猪木をさがして』の出演者が発表された。

 本作は、「元気ですか」「馬鹿になれ」など、誰もが一度は耳にしたことのある猪木さんの発した“言葉”の数々を切り口に、“アントニオ猪木”の真の姿に迫っていく、新日本プロレス創立50周年企画のドキュメンタリー映画。猪木さんに影響を受け、猪木さんを追い続ける様々なジャンルの人物が“旅人”として、それぞれの視点や場所で“人間・アントニオ猪木”を語るドキュメンタリーパート、ファン視点から80年代・90年代・2000年代の人生ドラマを描き出した短編映画、そしてアーカイブ映像やスチールの3つの要素で構成される。

 2022年10月1日に79歳でこの世を去った猪木さんは、日本を代表するプロレスラーにして実業家、政治家としてリングの内外でエピソードを残してきた。果たして猪木さんとは、一体どんな人物だったのか。

 ドキュメンタリーパートには、プロレスラーの海野翔、オカダ・カズチカ、棚橋弘至、藤波辰爾、藤原喜明のほか、芸人の有田哲平、講談師の神田伯山、俳優の安田顕が出演。短編映画には、プロレスラーの田口隆祐と後藤洋央紀が出演する。

 新日本プロレスのリングで現在、壮絶な闘いを繰り広げている棚橋、オカダ、海野。彼らにとって、今なお語り継がれる団体の創設者であり、伝説のプロレスラーである猪木さんとはどんな存在なのか。また、猪木さんと多くの時間を共に過ごした弟子でもあり、プロレスの一時代を築き上げた藤波、藤原が証言する真の猪木像とは。さらに、新日本プロレスの現役プロレスラーの田口と後藤は、短編映画に俳優として出演する。

 プロレス通として知られるくりぃむしちゅーの有田は、2002年の“猪木問答”に若手ながら確固たる意志で立ち向かい、新日本プロレスの野毛道場に掲げられた猪木さんのパネルを外して“脱・猪木”宣言を行った棚橋に、かの道場で当時の行動の真意を問う。猪木さんから多大な影響を受けた講談師の伯山は、1987年に行われた猪木VSマサ斎藤による“巌流島の戦い”を書き下ろしの講談で披露。プロレスを愛してやまない俳優の安田は、16歳から猪木さんの写真を撮り、傍に居続けた写真家・原悦生との対談を実現させ、猪木さんの知られざるエピソードを聞き出した。安田は短編映画にも出演し、ファンとして、そして俳優として、猪木さんの花道を飾る。

コメント

海野翔太(プロレスラー)

皆さんこんにちは! 新日本プロレス Roughneck 海野翔太です。
この映画のお話を頂いて、まず自分にとってアントニオ猪木とはなにか?と考えた時に、プロレス界の神様だと思いました。
もちろん会ったこともなければ話したこともないですし、昔見てたビデオの中の人、というイメージでした。
でも猪木さんのプロレスも大好きでしたし、新日本プロレスを設立して支えてくださった方なので、尊敬しかありません。
そんな猪木さんを題材にした映画に参加できることは僕にとっては名誉なことです。
撮影や現場で知る、新たな一面。感じるもの。得るもの。これからの意識確認。
少しの時間でしたが、自分にとってとても実りのある撮影だったのも覚えてます。
皆様もぜひ劇場に足を運んで頂いて一緒に映画を見ましょう!

オカダ・カズチカ(プロレスラー) 

「アントニオ猪木をさがして」僕は東京ドームへ行きました。
リングのない、パイプ椅子のない東京ドームは、この姿が普通だとしても、プロレスラーとしては違和感でした。
その東京ドームで猪木さんを探しました。
見つけられたんでしょうか?
この映画を見て、色々と感じ皆さんも探してもらえたらなと思います。
中々探しても見つからないと思いますが。

神田伯山(講談師)

巌流島にて、猪木さんとマサ斎藤さんの決闘を講談で読みました。白いマットに講釈台を置き、張り扇を打ち、四方に篝火をたき、雨が降ったら一発アウトな中、梅雨の時期に撮りきりました。私に出来ることは講談しかないので、語り継ぐという鎮魂が出来たら幸いです。 「今まで猪木さん、楽しませて頂いてありがとうございました。」その気持ちを講談に。

棚橋弘至(プロレスラー)

僕にとっての猪木さんは2人いました。
好き嫌いではなく、善と悪とでも言いましょうか。
道場の猪木さんのパネルを外した真相も語っています。結局、なんやかんや言っても猪木さんが好きなんでしょうね。
映画の中では、皆さんにも、色んな時代の、すべての猪木さんが現れてくるはずです。

藤波辰爾(プロレスラー)

突然の別れから一年。リングの上にいると、あなたの鋭い視線を今でも感じています。
この映画で、僕自身も、もう一度猪木さんとの記憶を辿りたいと思います。
映画を通して、多くの皆さんの人生に、“永遠のヒーロー”アントニオ猪木をより深く刻み込んでいただきたいです。

藤原喜明(プロレスラー)

猪木さんは、いたずらが好きだった。
葬式でお経を唱えていたお坊さんが椅子に座ろうとして椅子を引き寄せて座ったら椅子がバラバラ。
お坊さんはスッテンころり。
今でも夜中に俺の部屋のドアがバターンと開いたりする。風もないのに…それが何となく嬉しかったりする……。

安田顕(俳優)

敬愛するアントニオ猪木さんのドキュメンタリー映画に出演させていただけること、大変光栄に思います。本作品は、猪木さんがどのような人生を歩まれたのか、どれだけ多くの方に感動を与えてこられたのかを目の当たりにできる作品になっています。
猪木さんの生き様は、これからも多くの方の心を奮い立たせ、背中を押してくれることでしょう。1人の猪木さんファンとして、この作品を拝見するのが楽しみです。
皆様、是非、劇場でご覧ください。

田口隆祐(プロレスラー)

私が新日本プロレスに入門したのは猪木さんが引退されてからで、お会いする機会はあまりありませんでした。
私が海外修行中の2005年、メキシコで食事をご一緒させていただいたのは、良き思い出です。
そんな私ですが、この映画にドラマパートで関わらせていただき、大変光栄に思います。
撮影が終わりふと我に帰ると、プロレスをワクワク楽しみにしている、ファンに戻った私がいました。

後藤洋央紀(プロレスラー)

ドラマパートに出演させて頂きました後藤洋央紀です。
世代を越えて日本人の心に勇気と明日への活力を与えてくれたアントニオ猪木さん。
私自身もその影響を受けた人間の一人として、この映画に出演させて頂いた事を光栄に思います。
今を生きる全ての人に闘魂はある!私はそう確信しています。

■公開情報
『アントニオ猪木をさがして』
10月6日(金)TOHOシネマズ日比谷 ほか全国ロードショー
出演:アントニオ猪木、有田哲平、海野翔太、オカダ・カズチカ、神田伯山、棚橋弘至、藤波辰爾、藤原喜明、安田顕、田口隆祐、後藤洋央紀
監督:和田圭介、三原光尋
写真:原悦生
制作:パイプライン、スタジオブルー
配給:ギャガ
製作:「アントニオ猪木をさがして」製作委員会 
©2023「アントニオ猪木をさがして」製作委員会
公式サイト:https://gaga.ne.jp/inoki-movie/
公式X(旧Twitter):@inoki_movie 

関連記事