橋本環奈にも“平成ギャル”の要素が？　『おむすび』は軽妙な根本ノンジ脚本との相性に期待

　8月9日に行われた制作発表会見にて、2024年度後期からスタートするNHK連続テレビ小説第111作『おむすび』のヒロインを橋本環奈が務めることが発表された。脚本を担当するのは、『ハコヅメ〜たたかう！交番女子〜』（日本テレビ系）、『正直不動産』（NHK総合）など数々の人気ドラマを手がけた根本ノンジ。

　本作は、「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識と“コミュ力”で解決しながら、人や縁など目には見えない大切なものを次々とむすんでいく、“平成青春グラフィティ”。朝ドラだけではなく、NHKドラマ自体に初出演となる橋本は、「おむすび」というあだ名で呼ばれている主人公の米田結を演じる。

　地元・福岡のローカルアイドルグループに所属していた時にファンによって撮られた“奇跡の1枚”のかわいさが話題となりブレイクした橋本は、今や押しも押されぬ人気女優。2023年だけでドラマ『王様に捧ぐ薬指』（TBS系）の主人公・羽田綾華役で主演を務め、映画『湯道』では ヒロイン・秋山いづみ役、『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』ではドラマに引き続き菅朋美役を演じた。今後も山口智子とWヒロインを務める『春に散る』や、ジャニーズWESTの重岡大毅とのW主演となる『禁じられた遊び』が公開予定だ。上白石萌音とダブルキャストを務め2022年に上演された舞台『千と千尋の神隠し』は再演が決定し、海外公演が実施されることも発表されている。その矢先の朝ドラヒロイン決定。これだけで橋本の大活躍ぶりが見て取れることだろう。

　本作の制作発表会見で橋本は、作品の軸となる“平成のギャル”について、「（ギャルは）大好きで、ギャルってもう底抜けに明るいじゃないですか。負けん気の強さだったりとか、考え方がすごくポジティブな印象があるのでそのギャル魂みたいなものを宿しながらやりたいなと思います」と意気込みを語っている。自分はギャルではないという橋本だが、華やかな笑顔や元気で茶目っ気があり、どんな人とも臆することなくコミュニケーションを取ろうとする様子は、周囲を明るくさせている。その点は今回のヒロイン・結と共通するところといえる。連続ドラマより長い数カ月間、橋本が結をどのように演じていくのかとても楽しみである。