『キング・ザ・ランド』の少女時代 ユナから『ドリーム』のIUまで 注目のK-POP出身女優

 音楽、ドラマ、映画といったエンターテインメント分野において、グローバルな展開を見せ、日本でも人気の高い“Kコンテンツ”。なかでも、アーティストとしても役者としても才能を発揮するタイプも多い。今回は、K-POP界出身の女優をクローズアップする。

ユナ(少女時代)

『キング・ザ・ランド』Netflixにて配信中

 現在配信中のNetflixシリーズ『キング・ザ・ランド』がNetflixグローバルTOP10のテレビ部門(非英語)で視聴時間1位に輝くなど(7月29日時点)、話題を呼んでいるユナ。

 小学校6年生の時からSMエンタテインメントの練習生となり、約5年間の下積みを経て、2007年に少女時代のメンバーとしてデビューした。練習生時代から東方神起など事務所の先輩グループのミュージックビデオに出演し、少女時代としてデビューする前にドラマ『9回裏2アウト』で女優デビューを果たしている。

 数々の作品に出演しステップアップをはかるなか、Fin.K.L.出身のK-POPクイーンであるイ・ヒョリが夫と愛犬たちと暮らす済州島の家を舞台にしたバラエティ番組『ヒョリの民宿』シーズン2にもユナは出演。民宿の仕事を手際良くこなすユナから、まわりを照らすような明るさが伝わり、持ち前の頭の回転のはやさで歌も演技も全力投球しているであろうことを感じさせる。大ヒットした初主演映画『EXIT』はスリリングながらコミカルなエッセンスも抜群で、女優としてさらに大きく成長。最新作の『キング・ザ・ランド』では、ジュノ(2PM)と息の合った芝居を見せ、ロマンチックなラブストーリーを展開している。

キム・セジョン

『悪霊狩猟団:カウンターズ』Netflixにて配信中

 配信されたばかりのNetflixシリーズ『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2に続投し、シャープなアクションを披露しているキム・セジョン。

 オーディション番組『KPOP STAR 2』を経て、最終的に2位となりMCのチャン・グンソクに名前を呼ばれてまぶしい笑顔と涙を見せた『PRODUCE 101』から2016年にI.O.Iのメンバーとしてデビュー。同年、別グループgugudan、そしてソロとしてもデビューし、さらには2018年にgugudanのユニットSEMINAとしても活動。

 女優としては、I.O.Iなどのデビューと同年に、コメディドラマ『サウンド・オブ・ハート』で演技に初挑戦しており、近年好評だった『社内お見合い』でも垣間見せたコメディエンヌぶりを当時から予感させる。現在、『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2では、お馴染みの赤いジャージで、悪霊たちと死闘を繰り広げるセジョン。悪霊を狩るサイコメトリー能力のあるカウンターとして、たくましくエネルギッシュに魅せている。

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