中国発UFOロードムービー『宇宙探索編集部』10月公開 「カリコレ」シークレット作品に

 中国発のUFOロードムービー『宇宙探索編輯部(原題)』が、『宇宙探索編集部』の邦題で10月13日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開されることが決定した。

 本作は、中国No.1の映画専門大学である北京電影学院の卒業制作でありながら、2021年の平遥映画祭で映画ファン栄誉賞はじめトリプル受賞、昨年の大阪アジアン映画祭でも人気を博し、2023年4月に中国で公開されると小規模作品にもかかわらず約150万人を動員した奇想天外ロードムービー。

 かつては時代の波に乗りメディアにもてはやされ活気のあったUFO雑誌「宇宙探索」。今や編集部員も減り廃刊寸前、数少ないファンの支えはあるものの、電気代さえ払えないほどの存続の危機を迎えていた。そんな時、「宇宙探索」編集長のタンは、中国西部の村に宇宙人が現れたという情報を掴み、仲間たちを引き連れて西へと向かう。そこで彼らを待ち受けていたのは、予想と人智をはるかに超えた出来事だった……。

 監督を務めたのはコン・ダーシャンは本作について、「モデルになったのは『飛碟探索』(飛碟=UFOという意味)という雑誌です。30年たった今も、彼らは宇宙人の存在を固く信じ、見つけ出そうと思っているのだろうか?と思いたち、30年後もかつての信念を守り続けている彼らの姿を描きました」と語り、90年代に「発行部数世界一のUFO雑誌」と言われた実在の雑誌がモデルであることを明かしている。

 なお本作は、7月14日より4週間に渡りミニシアター“新宿シネマカリテ”で開催される映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023」にて、シークレット作品として特別上映されることも決定。

 さらに、日本公開を記念して、世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン『ムー』ともコラボ。「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023」での上映には、『ムー』編集長・三上丈晴のアフタートークが行われる。中国オリジナル版をベースにした『ムー』コラボポスター&コラボ予告編も完成。ポスターは宇宙への夢と意味ありげな螺旋に摩訶不思議キャラを散りばめた『ムー』コラボならではのデザインとなっている。

映画『宇宙探索編集部』× 月刊『ムー』コラボ予告編

『ムー』編集長・三上丈晴

■公開情報
『宇宙探索編集部』
10月13日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督:コン・ダーシャン(孔大山)
出演:ヤン・ハオユー(楊皓宇)、アイ・リーヤー(艾麗婭)、ロイ・ワン(王一通)、チミー・ジャン(蒋奇明)、ション・チェンチェン(盛晨晨)
配給:ムヴィオラ
2021年/中国映画/118分/1.78:1/5.1ch/原題:宇宙探索編輯部/英題:Journey to the West/
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公式サイト:https://moviola.jp/uchutansaku/
公式Twitter::@uchutansaku_jp

■イベント情報
TOKYOプレミア in カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023
日時:8月5日(土)12:20〜
場所:新宿シネマカリテ(新宿区新宿3丁目37­12 新宿NOWA B1F)
ゲスト(アフタートーク登壇者):月刊ムー編集長・三上丈晴、司会:徐昊辰(映画ジャーナリスト)

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